2020/03/05
【愛知】「多くの生コン工場によるオープンイノベーションとしてのドライテック」駐車場・50m2

特定のメーカーの思い込みや思い上がりではない。市場と顧客の声を直に受ける生コン工場の群像が日夜意見を戦わせて日々進化するのが透水性コンクリート「ドライテック」。その進化のスピードは光速だ。
実績→製造:毛受建材、施工:緑建材(50m2、100mm厚)
80人以上の技術者グループで共有される施工実績
80人以上の生コン製造・施工関係者が参画するメッセンジャーグループでは日夜それぞれの施工実績が共有されている。
このところ絶好調の毛受建材はダイソン(大村貴史さん)からの共有。
「コンパネを使ったプレート転圧」が特徴。
施工Before。
手前にはコンパネが置いてある。
毛受建材から距離のある現場(半田市)ということもあり納品は慎重に行われたそうだ。
施工中。
手前側の施工ジョイントの部分で材料の追加となりダイソン肝を冷やしたという。
ジョイント部分は新しい材料が到着した時にかき乱して新しい材料を施工していく。
写真はコンパネによる転圧状況。
施工は無事終了。
ダイソンの共有に早速ツッコミを入れるまさつぐ。
読まれる方もきっと何を言ってるのかわからないのかもしれないが一応これはこれで成り立っている。
そしてこんなやりとりは80人以上参画するメッセンジャーグループで日夜交わされている。
プロの製造者または施工者の方でこちらのグループに興味がある方はお申し出ください。
特定の単独企業によるもの or 複数の企業によるもの
数ある透水性コンクリートの中でドライテックの特徴とは。
いくつかあげられる特徴の中の1つ。
「オープンイノベーションによる技術革新」
従来のものづくりは特定の企業の特定の意図に基づいてなされてきた。
その企業に所属する人々(といっても担当者ベースで見ればごく少人数)が市場と顧客に向き合って感じたこと(In Put)を製品として具現化(Out Put)する。
その知見はそれぞれの組織の中に収蔵され外部には漏洩しない。
一方でドライテック。
当社生コンポータルでは「ドライテック」という製品を名乗る前(15年以上前)から透水性コンクリートに取り組んでいる。
15年間一貫している姿勢はオープンイノベーション。
結合材(F材:フッコー製)をベースとした「ドライテック」というブランドを複数の製造者・施工者と共有してそれぞれの地域でそれぞれの普及活動がなされている。
供給工場は今年300を突破する。
その工場の中でも特に積極的に取り組んでいる生コン工場の担当職員が組織の壁を超えてメッセンジャーグループで意見を戦わせている。
「先日の現場ではこんなクレームがあったけど、同じようなことありますか?」
例えば、問題点の共有。
「早強セメントを使えば早く車乗れますか?」
なんていう技術的質問や実績の確認。
おそらく数ある透水性コンクリートの中でももっとも関係者の多い製品がドライテックであると言える。
そして、そんな多くの関係者がそれぞれの地域でそれぞれに普及活動に取り組んでいる。
その意味では施工実績も豊富でありそれだけ多くの経験が背景にあるということは使用者・施主にとって安心を提供できることに通じる。
今日も、明日も、施工実績は共有され、その都度進化し続ける透水性コンクリートは日々日本の大地を再生している。
降雨は遮られることなく大地に還元され樹木は生き生きと緑陰を実らせ湧水は蘇る。
自然と人が調和する世界を具現化するコンクリートテックは多くの生コン工場の手に支えられている。
宮本充也