2018/12/06
「【神戸】土間コンクリートをさっさと終わらせて5時台に家で鍋をつつきながらビール」

全国各地で少しずつ火を灯して回る。昨日(2018/12/05)は神戸で火を灯す。せっかく灯しても消えてしまうこともある。それでもめげずに灯して回る。消したくても消せないほどに燃え広がる火を夢見ている。
それでもめげずに灯して回る
昨日は神戸市の泰慶(生コン工場)で透水性コンクリート施工見学会。
透水性コンクリート「ドライテック 」は生コン車に混和材(F材)を投入することで製品を作るため、通常の生コンと並行出荷が可能
こうした見学会を全国で開催することで、一人でも多くの人に「土間コンクリートの悩み」から解放されて欲しいと願っている。
ほぼ毎日開催している透水性コンクリート施工見学会。
これから迎える冬。
見学会でお目にかかる皆さんが一様に首肯する。
「土間コンクリートは冬場こそ大変だ」
ブリーディング(浮き水)がなかなか引かない。
そのため、仕上げが夜遅くにかかってしまう。
手待ちが発生してしまうため無駄が生じる。
生コン中の「水」が影響して表面に色斑など問題が生じやすい。
冬場の土間コンクリート。
それは、関係者一同を悩ませる大変な存在。
それでも、「水の次に流通する」材料生コンは「使わなければならない」
生コンがいいとか悪いとかなんて考えたことはない。
税金を払うとか水を飲むとか、
基本的に建設に携わっていればそれは「使わなければならない」もの。
その程度の認識しか無い「生コン」。
会場にいらした時に、
「生コンはいいことですか?」
という問いに対してほとんど全ての人が、
「半製品のため作業が大変。面倒くさい」
という反応。
会がはける頃には「生コンでいいこと」を納得してもらえる。
土間コンクリートをさっさと終わらせて5時台に家で鍋をつつきながらビール。
仕上げまでたったの30分で終わる。
その理由はペーストがないため浮き水が無い。
だから、敷設(ふせつ)の後すぐさま仕上げ(転圧)ができる。
締め固まったらそれで終わり。
猫が、人がその上を乗っても、足跡なんかつかない。
だから、養生も相当ライトで構わない。
「働き方改革土間コンクリート」
なんていうと笑いが起きる。
真剣に言っている。
水を透すのでメッシュや排水設備(U字溝や集水桝)をカットできる。
それはそのまま資材の費用や設置コストの節減を意味する。
透水性コンクリートそのものは高いけれど全体コストは下がる。
真っ平らで草も生えなければ水たまりにもならない地面だから高付加価値。
それは通常の土間コンクリートよりも俄然高く評価される。
だから、利益にもつながる。
そんなことを伝えたくて。
中小企業の僕たちは全国各地で伝える活動をしています。
全国各地で灯して回る。
一旦灯した火が消えてしまうこともある。
それでもめげずに灯して回る。
中小企業が産み出した価値が本物であると信じているし、それがより多くの中小企業であるお客様の仕事を照らす価値だとも信じている。
生コンでいいこと。
宮本充也