2020/01/21
【埼玉】「以前からどこかで使ってみたい」「設計に指定されていた」駐車場、60m2

埼玉県さいたま市、代表の滝山さんさん以前より生コンポータルを知っていて「どこかで使って見たい」と思っていたが今回設計に透水性コンクリートが指定されていたので採用。設計指定の理由は水勾配がない駐車場だった為
製造:渋谷建材、施工:皆心住建(庭コン登録、60m2、100mm厚、5名、3時間)
設計に指定されていた
どちらの設計事務所かわかりかねるが「お目が高い」といわざるを得ない。
住宅も庭づくり(外構工事)も以下のような序列を辿る。
⚫︎発注者(施主)
⚫︎設計者
⚫︎施工者
⚫︎製造者(材料供給)、専門工事業、その他サプライヤー
これはまさしくヒエラルキーと言っていい。
透水性コンクリートのような新しい付加価値のある製品はまずもって施工者に利用してもらわねばならない。
そのため以前は日に20件以上もの施工者を飛び込み営業していた時代もある。
大抵「設計図面に書かれてる舗装を変えるのは難しい」と言われる。
だから日に20件以上もの設計者を飛び込み営業したこともある。
そして気づくのだ。
誰も従来工法を変えるリスクを取りたくない。
「施主と揉めたくない」
だから、飛び込み営業をやめてしまった。
もう、5年以上は営業をしていないと思う。
完全にWEBマーケティングに舵を切ってしまった。
日に3本以上の生コンに関するブログをリリースするという地味な活動にシフトした。
WEBは不特定多数の個人に価値が届く。
日に20件以上の飛び込み営業よりもより効率良く必要としている人に届くようになった。
今や日に3件以上顔も知らない方々から問い合わせを頂くことは珍しくない。
そして、今回のような出来事。
「設計に指定されていた」
もう、選ばない理由はないのだ。
そもそも、滝山さんはすでに生コンポータルをご覧になっていた。
「以前からどこかで使ってみたい」
とそう考えていらしたのだから。
点と点がつながる。
それも、WEB、インターネットの強さと言っていい。
当該物件の施工Before。
建物とも近く入り組んだ設計の駐車場であり確かに水勾配の設定が難しそう。
初めての施工スタート。
一輪車で材料を配り、レーキやプラゴテで均していく。
その後を写真のようにプレートコンパクターで追いかけ転圧(締め固め)。
これだけ。
施工After。
水勾配(傾斜)がなくまっ平でも水はけに困らない。
設計者としても水勾配は避けたいところだろう。
なにせ建物との関連性の高い今回のような入り組んだ地面。
勾配があると構造物の直線と直角にならないということになる。
水を処理するために必要とはいえ見た目も美しくはならない。
設計事務所の皆さん。出入りの営業マンの話よりもネット検索ですよ!
既存産業で上述のような営業活動を20年近くした僕がいうのだから間違いない。
日頃から現場事務所や設計事務所を回って挨拶してる営業マンの話を鵜呑みにしてはならない。
彼らは自分たちが売りたい製品の情報しか持ってこない。
所詮は売り子だ(なんか敵作りそうな感じだが・・)。
それよりも有益な情報はネットで調べよう。
もちろんネットには有象無象のでたらめな情報が溢れている。
ただ、あなた自身がプロできちんと目的思考型の調査さえしていればそうした情報に足をすくわれることはない。
構造物の直線と地面の直線が直角じゃなくてヤダなあ。
こんな潜在的なニーズに応えてくれるソリューションを出入りの営業マンがもってくるとは思えない!
そして、今回透水性コンクリートを設計指定してくださったどこぞの設計事務所の方。
あなたはお目が高い。
あなたのような素晴らしい設計事務所が今後増えることを願っている。
願うだけじゃなく、このように毎日3本ひたすらブログを書き続けることで応えよう。
この度も日本の地面の再生にご協力下さいましてまことにありがとうございました。
宮本充也