2019/03/15
「【島根】の地面を変えるのは俺たちだ!」7年以内に舗装の【あたりまえ】が変わるワケ

島根県出雲市の美建工業(高田社長)はエリア内の透水性コンクリート普及に重要な役割を占めている。施工者、設計者、製造関係者を招いた見学会は初。今後同社を中心とした島根の生コン新技術普及は加速する。
縁結びの土地で【美建】が加速させる透水性コンクリート
島根県出雲市の美建工業では昨日(2019/03/14)透水性コンクリートの施工見学会が開催された。ご当地の普及は森山翁と美建工業のタッグがエンジンとなっている。
生コンでいうところのスランプ検査のようなもの。適切な品質で届けられているかの確認方法。
敷設完了。通常の土間コンの場合ここから「水引き待ち」が2〜3時間発生し手待ちとなる。
秘技!ベニア仕上げ。薄ベニアをかませてプレート転圧をすると段差(ふ陸)が発生することなく素人さんでも仕上げが可能。
多少プレートマークのついた箇所は写真の道具などで叩いて仕上げる。以上、完成。15分くらいで終わってしまった。あっけない。
高野さんとともに中心的な役割を果たしていらっしゃる清水さんの意気込み。
日本中の地面を変えていくのは生コン工場、そして取引のある施工者。
「7年待ってください。土間コンと言ったら透水性コンクリートにしてみせます」
こう豪語した僕に思わず笑ってしまう清水さん。
「いや、本当なんです。見ててください」
「はい、わかりました笑」
あながち無理とは思っていない。
日本全国には3,000以上の生コン工場がある。
一方アスファルトプラントは800。
数の上では圧倒している。
さらに、生コン工場の周りには100を超える施工者。
30,000は下らないはずだ。
そんな、
・製造
・施工
の供給体制は実際にこの国にあるのだ。
あとは、文脈。
適切な文脈でこの製造、施工体制を有機的・能動的に動く。
すると、透水性コンクリートはいつでもどこでも「あたりまえ」として供給できるようになる。
まずは、エクステリア、建築外構、歩道、駐車場。
7年以内に土間コンクリートの常識を透水性コンクリートで圧倒する。
およそ殆どの土間コンクリートは透水性コンクリートに取って代わられる。
・発注者
・施工者
・製造者
全てに喜びを届けていることが事実だからだ。
そして、道路。
エクステリア、建築外構、歩道、駐車場を席巻したら。
その次は、道路。
本丸を目指したい。
もう、石油精製の過程で仕方なく発生する残渣ではない、アスファルトに取って代わる。
道路会社と調和する。
道路会社と生コン製造者がタッグを組んで、
サステナブルな(透水性)コンクリート舗装で名実ともに日本の地面を変える。
200年前の何にも覆われていなかった地面を取り戻す。
湧き水、井戸水を復活させる。
日本の地面を変えるのは俺たちだ。
生コン工場が取り戻す日本の地面。
生コンでいいこと。
宮本充也