2019/06/25
やったぜ!【鹿児島】木田組から出荷77m2透水性コンクリートをシンケンに納品

鹿児島。水勾配とりづらい為試しに使ってみたかったのでお施主様に提案したところ採用。
製造:南九州生コン(有)吹上工場(木田組)、設計・施工:(株)シンケン(施工時間2時間、77m2、厚さ100mm)
降灰で目詰まりが心配?透水性コンクリートなら大丈夫!
故佐藤専務や前木場さんたちと準備を進めてきた鹿児島での透水性コンクリート出荷。いよいよ77m2に納品することになった。
敷設(ふせつ)を追いかけるようにプレートが仕上げていく。また、施工幅は小さいほうが施工効率が上がる。
2時間で完成。今回の現場は見学会場としても提供していただいた。
鹿児島は透水系舗装材が売れづらい?
桜島。
噴煙。
降灰。
通常の地域と違って年中灰が降り積もっている。
その為、エクステリアあるいは道路関係者の透水舗装に対する認識は後ろ向きだ。
事実、生コンポータルないしは庭コンへの問い合わせは施主からはもたらされるものの、施工者のネガティブに何度も潰されてきた。
「余計な新舗装を採用してクレームに巻き込まれたらたまらん」
こうした心理が働き、同エリアではなかなか円滑にことが進まない。
そんなエリアでありながら、故佐藤専務がまだお元気だった頃から前木場さんを中心に、この地区での普及を共同してきた。
その努力がようやく実った。
佐藤専務にこの実績を捧げたい。
僕たちが普及させている透水性コンクリートにはどんなに目詰まりしてもハイウォッシャーで回復可能。だから、自信を持って勧めている。
人の熱意の集積が事を為す。
ひとりのわがままではない。
共感が共感を生んで、ことが動く。
人はなまものだから、誰にも誕生日と命日がある。
1つのプロジェクトを共有する多くの人たちそれぞれにも人生がある。
そんななまみの人間が集まって物事は動いていく。
負の圧力がすさまじかった鹿児島でもこうして力強く普及が始まった。
突然亡くなられた故佐藤専務みずから操っていたプレートが今懐かしく蘇る。
工場エントランスにその透水性コンクリートは今も設置されている。
前木場さんをはじめ、現場は力強く前を向いています。
「後ろを向いているわけにはいきません。」
僕は前木場さんの言葉が忘れられません。
いよいよ鹿児島でも咲き始めました。
ご冥福をお祈りします。
宮本充也