2019/06/16
「しつこく見学会を開催する理由」透水性コンクリートの供給体制800工場の意義

来る日も来る日も透水性コンクリート施工見学会と情報発信に明け暮れるその目標は全国800工場体制。その意味。
全国供給体制800工場の意義
全国800の生コン工場から当たり前に透水性コンクリートが出荷される世界は一体どんなだろう。
アスファルト工場800が変えてきた地面。
ZENNAMAのコンクリート舗装推進会議のまとめた報告によれば、コンクリート舗装に期待される新規需要は300万m3とも言われる。
現在の日本の現実は、舗装といえばアスファルト。
これは世界的な標準では無い。
日本において特別とも言える。
コンクリートとアスファルトの比率が5:5なんて国もある。
日本の地面がこうなってしまった主な原因は生コン工場の意識にある。
舗装コンクリートに対しての意識が希薄。
舗装は生コンの仕事じゃ無い。
その結果が95:5の5というコンクリート舗装の現実を作った。
来る日も来る日も繰り返される見学会の目的は意識改革。
目標は月間25回。
年間300回。
これを、10年続ける(現在4年目)。
もちろん、毎度異なる工場でというわけにはいかない。
偏ることもあるだろう。
それでも、10年続ければ3,000回に至る計算になる。
それはつまり、日本の生コン工場全部(3,200工場と言われている)。
その過程で変化する(させる)舗装コンクリートへの意識。
理屈をこねてたって何も変わらない。
行動、実践こそが重要。
800工場が常に透水性コンクリートをはじめとした舗装コンクリートを出荷する未来。
それは、日本の地面を確実に変えるだろう。
300万m3を800工場で割ると3,750m3の意義は?
自然環境への貢献だけじゃ無い。
事業としての意義もある。
1工場あたり3,750m3という新しい市場創出。
通常の生コンクリートよりも3倍くらいの単価で販売される材料。
3,750×3=11,250m3/年の価値となる。
(もっといえば、それを運ぶための生コン車は3分の1になる)
低迷する生コン市場にとっては悪くない話では無いか。
日頃から主張する、
・手早く簡単施工(施工者)
・水はけ草むしりから解放、水たまりもない(施主)
それぞれにとってのメリットはもちろん。
生コン工場にとってもそのメリットが生まれなければ流通はおぼつかない。
誰かにしわ寄せを寄せるような既存流通構造ではない。
当事者全てが主体的に価値を享受できるような流通構造の構築。
来る日も来る日もせっせと生コン工場の力を借りて見学会を開催している理由。
800工場体制を目指す理由。
来週も、愛知、静岡、(1日明けて)岡山、福岡と続く。
生コンでいいこと。
宮本充也