長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2017/06/29

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「パーミアコンの背中を追いかけてた」 透水・生コン・1.5時間・エクステリア

「パーミアコンの背中を追いかけてた」 透水・生コン・1.5時間・エクステリア

パーミアコンの輝ける市場で、

僕たちのドライテックは輝けない。

ドライテックの輝く市場で、

パーミアコンは輝くことはない。


パーミアコン
佐藤渡辺)といえば、

僕たち業界またはコンクリート舗装をかじった人なら必ず知っている。

我が国透水性コンクリート舗装の草分け

パーミアコンといえば透水性コンクリートの代名詞。

2015年ころ僕が闇雲に始めた透水性コンクリート舗装。

生コン工場という武器が活かせる新規事業。

何かないだろうか?

そんな時に出会ったのは水を通すポーラスコンクリートという分野。

とても魅力的に見えた。

20代の体力と情熱を注ぐ分野としてはこの上ないものに見えた。

直後、パーミアコンという草分け的透水性舗装の存在を知った。

振り返れば、僕の透水性コンクリート舗装事業の歴史は、

パーミアコンの背中を追いかけてた

一言でいえばそんな感じかもしれない。


若さと情熱で何とかなる。

そう信じて、東京等大都市を中心に、

飛び込み営業(建設系の看板を掲げている企業を片端から訪問)

1日20件は平均して回ってたと思う。

ほぼほとんどが居留守をつかわれたり門前払いだったけど、

あの当時の経験は今にとても大切な記憶として残っている。

まともに交渉に応じていただけた時にも必ず出てくるワード、

パーミアコン

パーミアコンとして比較してどうなのか?

パーミアコンとどの点が異なるのか。

特徴はなにか?

常について回ったのはパーミアコンという存在。

佐藤渡辺という企業名。

寝ても覚めてもパーミアコンだったと思う。

それだけ、僕の中でパーミアコンの存在は特別だった。

常にパーミアコンは目標・道しるべだったと思う。


あれからもはや10年以上も経過した。

昨日浜松で透水性コンクリートの施工体験会が開催された。

このところ全国各地で透水性コンクリート「ドライテック」の見学会を開催している。

地元にあらかじめDMを撒いておき、

実際の透水性コンクリートを施工する様子を見学・体験してもらう。

その繰り返しを今年から始めている。

そして、そこに、佐藤渡辺の職員の方も来場してくださった。

寝ても覚めても意識していた佐藤渡辺。

ポーラスコンクリート舗装の見学会

ということで関心を寄せていただきわざわざ足を運んでくださったそうだ。


今、なんのわだかまりもなくパーミアコンと接することができる。

パーミアコンは我が国透水性コンクリートの草分けであり圧倒的な存在。

だけど、僕たちが進むべき道ではない、そのように今は悟っている。

10年以上にも及ぶ透水性コンクリート普及の経験の中で、

心から悟ったのだ。


市場が全く異なる


淡水魚と海水魚のように、

佐藤渡辺社の生きる市場と僕たち生コン屋の生きる市場は異なる。

張り合う相手ではない。


パーミアコンは道路会社、

僕たちは生コン工場。


何も知らなかった20代の僕はわき目もふらず、

パーミアコンの背中を追いかけてた

実際に多くの現場で見積もり競争をしたこともある。

いろいろな局面で多くの透水性コンクリートの現実に触れた。

傷つきやめてしまおうと思ったことも1度や2度ではない。

それでも透水性コンクリートの魅力を信じた自分を信じたくて、

パーミアコンの背中を追いかけてた

そして、真実にたどり着いたように思う。


僕たち生コン工場の市場は1.5時間の壁の中

きわめてローカルな市場が僕たちの主戦場。

一方、大手道路会社である佐藤渡辺社の市場は、

全国の比較的規模の大きいプロジェクト案件。


駆け出しのころの僕の目には1.5時間の外で活躍するパーミアコンが、

とても輝いて見えた。

1.5時間の中にいる自分がとてもみじめに見えていたのだ。

だから、1.5時間の外に飛び出した。

パーミアコンの背中を追いかけた

時がたち世間を知るようになって冷静に僕は思う。

僕たちの市場は1.5時間の中。

いいとか悪いとか、優れているとか劣っているの問題ではなく、

良くも悪くも、生コン工場の市場は1.5時間の中。

もっとも輝ける場所、それが、1.5時間の中

そんな当たり前のことに10年の時を経て理解するに至った。


見学会に訪れてくださった佐藤渡辺の方とも共通の理解だった。


透水性コンクリートの市場は一つではない。

人間の価値に序列をつけられないのと同じように、

透水性コンクリート一つ一つの製品にはその輝ける市場がある。

パーミアコンの輝ける市場で、

僕たちのドライテックは輝けない。

ドライテックの輝く市場で、

パーミアコンは輝くことはない。

たった、それだけのこと。


時を経て今僕たちの透水性コンクリートは闘う市場を見極めた。


1.5時間の壁の中。

比較的小規模、住宅外構やエクステリアや生活道路

日頃生コン工場が生コンをお届けしている分野。

それが、ドライテックの市場。


僕たちは生コン工場。

誇りををもって、

1.5時間の壁の中を豊かにする。


パーミアコンの背中を追いかけてた。

決して無駄だったとは思わない。

比較し挑戦し追いかけることで僕はとても大切なことに気付けたと思う。

そして、今、自分たちが最も求められている市場を知った。

今後わき目もふらず、その市場で僕たちを求めている人たちのために、

全力で突き進んでいきたいと思っている。

日本のエクステリア土間コンといえば透水性コンクリート。

そんな当たり前を創るために。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

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