2019/11/06
【京都】「当日なのに対応できる吉岡商店というパートナーの協力」山城生コンの挑戦 #2

朝一番「ミキサーの軸折れた」「誤った目地が設置されていた」無数の困難に見舞われつつも施工が始められるのは「ダブルY」としてご当地をリードする相方吉岡商店の柔軟な対応があったらばこそ。急遽製造立ち会いに入る。
朝一のトラブル後の協力依頼に午前中に対応する吉岡商店
現場を後にし、山城工場長と車で25分程度の距離に位置する吉岡商店に向かう。
今日予定していた数量(100m2程度)は果たして施工可能なのか。
道中打ち合わせをしながらあれこれと思案する。
通常の土間コンならアウトだ。
京都の最北に位置する天橋立エリア。
4時を過ぎれば夕暮れが景色を飲み込んでしまいブリーディング引きや仕上げを考えると深夜コース。
100m2という規模は現実的ではない。
大混乱の中で改めて透水性コンクリートの施工性に感じ入っていた。
そして、吉岡商店。
今日の今日。
しかも、午前中。
「やるよ」
そう答えられるパートナー工場の存在。
もちろん、透水性コンクリート「ドライテック」は特殊コンクリートでありながらも特殊設備は不要で通常の生コン工場であれば製造そのものは可能。
ただ、それは理屈上のことであって、実際朝一透水性コンクリート(特殊コンクリート)の製造を依頼されて即応できる生コン工場は一体どれだけあるだろう。
吉岡商店の工場隣地に施工されている透水性コンクリート。
幸運なことに半年くらい前に製造の実績は有していた。
1m3に半分投入される無機結合材「F材」(フッコー)。
製造指導を無事済ませ、その材料は製造開始から50分程度の時間で現場に到着することになる。
目まぐるしく展開する山城生コンの透水性コンクリート施工。
現場ではまさつぐが準備万端に待ち構えているはずだ。
いよいよ昼に差し掛かる時間から100m2の土間コン(透水性コンクリート)の施工が始まる。
(#3につづく)
宮本充也