2020/08/31
【静岡】「《空気が変わる》奇跡の起きるお寺で体感しよう」正蓮寺・しょうれんじこども園 #3

3日間に渡る伊豆の国市の蓮寺・正蓮寺の境内に整備された透水性コンクリート《ドライテック》。#3 最終回では完成した透水性コンクリートに実際に打ち水をすることで体験できる環境温度の低下について。テキストで伝えられないこと。体感したい方は《奇跡が起きるお寺》正蓮寺を訪ねよう。
奇跡の起きるお寺《正蓮寺》
出張から戻る道すがらに土曜日完成したと聞いていた正蓮寺(しょうれんじ)の透水性コンクリート《ドライテック》の様子を確認しに行く。
まずは本堂で仏様にお参りをしてから振り返る。
そこには見違えるほど幻想的な場所があった。
3日間にわたって施工された正蓮寺庭園舗装工事。
この後、中心部分には芝生が植えられる。
公園のように地域の人たちにも身近な場所として開かれることが期待されている。
こちらは裏山から御住職が撮影された施工途中の様子。
上空から見ると見事な円形となっている。
施工面積は500m2。
およそ50t以上の水が貯留・浸透する舗装となるため、これまで境内を悩ませていた裏山からの流水や水はけが解消される。
さらに、樹木や草花の根系には水と酸素が届けられる。
そのことでこれまで長年の踏圧や輪荷重で流通が阻害されていたこの土地に循環が生まれる。
散水された水は表面に残ることなく大地に還元されていく。
渡辺元浄和尚曰く、「大地の呼吸を止めない」ドライテック。
敷地に降った雨は大地が吸収し植栽の根系や地下水系に還元される。
本来備わっていた大地の機能を殺すことなく循環を生み出す。
歴代の御住職が眠るお墓も凛として雰囲気が変わったということだ。
伺うことをお知らせせずに訪ねたが偶然お会いすることができて記念撮影。
大切な節目に必ず寄り添え支えてくださる御住職とのご縁は幼少期に遡る。
お互い若くして尊敬する父を亡くした。
決して平坦ではなかった若い時代を乗り越えて今一線で互いの分野で活躍している。
2人の接合点お寺の一大プロジェクトに僕が職業人生を捧げてきた透水性コンクリート《ドライテック》が採用された。
真宗大谷派 正蓮寺
観光地として紹介されているような寺院ではない。
また、もともと僕の家の菩提寺だったわけでもない。
不思議なご縁に導かれて今たまたまここにいるこのお寺真宗大谷派 正蓮寺。
⚫︎参考記事: 静岡)伊豆の国市正蓮寺に吉兆の「双頭蓮」
仕事の打ち合わせをしながら境内に散水していたら涼しい風が吹き始めた。
見渡す限り僕たちを育んでくれた伊豆大自然。
この場所でまた新しい流れが生まれ始めたのを実感する。
人々が集まる場所。
優しい光に包まれる場所。
信心のある人もそうでない人も。
この場所はなぜかいろんな人を吸い寄せその人のいい部分を見出してくれる。
その良い部分は重ね合わさりさらなる価値に発展していく。
新しい風が吹き始めた。
ここから始まる。
ありがとうごめんなさい。
あなたや僕の中で停滞していたものが循環していくような体験。
「空気が変わるお寺」
始まる場所。
真宗大谷派 正蓮寺。
宮本充也