2019/05/10
「【福井】の地面を変えるのは俺たちだ!」福井県生コンクリート工業組合も駆けつけた透水性コンクリート施工見学会 in 協立生コン(西出社長)

新幹線突貫工事に沸く福井県。今はある。生コンクリートの需要はおそらく2年後嘘みたいに消えるだろう。その時をなすすべもなく生コン業界は迎えるのか?一月に100m3でもいい。新しい需要を生み出す。生コン工場の切なる願いだ。
生コン工場の切なる願い。「事業機会の創出」
福井市の協立生コン敷地内で開催された生コンでいいことセミナー。
もはや定番となっているベニア施工。プレートの圧力を分散させることにより不陸を防ぐ。
生コン工業組合の専務から力強いコール。「福井の地面を変えるのは俺たちだ!」
何もしなけりゃ減り続ける生コン需要。
現地、福井は活況を呈している。
新幹線。
「福井価格」
と呼ばれる物価の高騰。
生コンが足りない。
港に生コン船が接岸。
それでも、間に合わない。
金沢の成功を福井にも。
そのしわ寄せは現地生コンプラントを初め関係者に寄せられている。
「あと1年はある」
生コン需要のことだ。
生コンの生産量は、人口に完全比例する。
今後人口半減を迎える我が国にあって生コン工場は過酷な椅子取りゲームを強いられる。
カルテルが認められる。
独占禁止法適応除外。
とはいえ、限界もある。
その中で70〜80歳が踏ん反り返っている業界が活路を見出せるとは到底思えない。
なにかを生みださなければ必要とされなくなる。
僕たち世代が本気で考えなければならないのはこれだ。
事業機会の創出。
他に見当たらないから、これをやっている。
全国の生コン工場を日々旅して回っている。
一昨日は富山、昨日は福井、そして今日は京都。
来週も続く。
理解されようとも、拒まれようとも。
ひたすら続ける以外にぼくは方法を見出せない。
必要とされなくなる産業。
かといって諦めることはできない。
ぼくたちが作っているのは水の次に流通する材料、生コン。
宮本充也