2017/01/04
「生コンですらないのかもしれない」 IT・水たまり・コト

SEO対策なるものをやるようになると、
を確認するのが日課となる。
IT戦略に力を入れるようになって知ったのだけど、
休みの日はPV(ページ・ビュー)数が極端に減る。
ネットサーフィンはもともと、
「休みの日にやるレジャー的なモノ」
との意識が強かったため、
大型連休や盆暮れ正月に途端に激減するPVに、
「ネットはもはやレジャーというよりも仕事の一部」
というのが一般の捉え方なのかもしれない。
仕事でスマホやPCを眺め倒して目や首が疲れ倒しているから、
「休日は離れる」
という真理が連休に働いているのだろう。
これは、B to Bだけでなく、
B to C(仕事中に仕事とは関係の無い買い物について調査する)
にも同様のことが起きているようだ。
(ちなみに、そんな意味で正月はブルーだった。PV伸びねー)
そんな正月休みに飽きもせずIT戦略について耽溺していた。
いかにしたら、消費者(Consumer)にとって役に立つWEBサイトができるか
である。
生コンはがちがちのB to B(法人×法人)ビジネスと考えられているが、
異分野でかまびすしいIT革命は生コンでも通用するのではないか?
(通用しなくとも挑戦する価値はあるのではないか?)
という仮説に基づいて、今期H26.3.1~WEBサイトの作り込みに力を入れている。
(今期3,000万程度がITを経由した売上となっている)
やってみて意外だったのは、
B to C売上が伸びると思いきや、B to Bが俄然伸びたということ。
具体的に書けば、RCトータルサポート(色合わせ補修)が大半。
B to Cを企図して気合を入れたIT戦略がB to B受注を加速させることになった。
これはこれでお客様のお役に立てたわけだしいいことなのだけど、
やっぱりIT戦略のかなめはB to C、
一般消費者に生コンが適正に理解されお役に立ててこそ
成功と言える。
そう信じて1年近く一心不乱にいい大人がWEBにかかりっきりになっている。
B to Bに先行されたIT戦略だったが、
昨年も暮れに差し掛かってB to C「一般の方」からの問い合わせが増えた。
RCトータルサポートに関する問い合わせも好調だったが、
透水性コンクリート ドライテック
に関する問い合わせが期待通りに増加した。
B to Cの特徴ともいえることだが、
彼らは「モノが欲しい」のではなく「コトが欲しい」ということ。
気づいたことは、透水性コンクリートがほしい、
のではなくて、
・雨天の水たまり
・湿気
・水勾配の不便
・カビやコケ
・ひび割れ
・色ムラ
という「イライラ」を解消するための、
解決策(コト)
がほしい、という事実。
彼らへのアンケート(ヒアリング調査)では、
「そもそも透水性コンクリートってモノがこの世に存在することすら知りませんでした」
という意外な答えもあった。
そうなると、IT戦略の注力すべき方向性はもしかしたら、
「生コンですらないのかもしれない」
それは、「生コン」が役に立つ、
様々な困ったコトを解消するための解決策の網羅
を見に来ているのだとしたら、
WEBサイトの形式の抜本的な見直しが必要になる。
こうした仮説のもと、今年のIT戦略も動き出す。
もちろん、人をコントロールする(できると思う)ような不遜な態度ではない。
真摯に生コンに打ち込む僕たちだからこそできる(と信じている)
僕たちだけの貢献として、生コンについての情報を紹介したいと思っている。
そして、結果として、僕たちの貢献が誰かの役に立つはず。
それを信じているからこそ、
残り3か月を切ったIT戦略最終Q(4th Quarter)
全身全霊をかけて突き抜けていきたいと思う。
IT × 生コン
という脈がもしあった(ということが分かった)としたら、
これはB to Bしか想定していなかったすべての(生)コンクリート業界にとって福音。
低迷、ばかりがクローズアップされる僕たち業界だが、
当事者として他人任せじゃなく自分たち自身で新しい扉を開いていきたい。
まだ、なかなかあかないけどね。
宮本充也