※昨年の同月(1か月比較)で見てみると、Max350%の成長をみた。
未知なる世界はとにかくスリリングで、
挑戦する対価としてとてつもない成果を夢見ていた。
ただ、毎日愚直にブログや実績紹介をする行為は、
なかなか現実的だった。
つまり、つまらないし、つらい、やめちゃいたい。
ダイエットと同じかもしれないけど、
「今やらなくても、あしたやりゃいいか」
みたいな誘惑は常に付きまとう。
ただ、経営者として全員に対して、
「今年はIT戦略です」
と宣言したからにはもう後戻りはできない。
毎日毎日決めたことを淡々とこなしていく。
もちろん、つまらないことばかりじゃなくて、
多くの気づきを与えてくれることもあった。
そして、先週末、おそらく今期IT戦略総決算ともいうべきうれしいことがあった。
Facebookを経由してブログを読んでいただいていた方からメッセージを頂いた。
僕たちの透水性コンクリートに関心がある。
そういったお問い合わせだった。
昨年度、ほんの1年前。
「インターネットでみて」
という問い合わせは一切なかった。
今でこそそれなりに体裁を整えている「生コン」ポータルサイトは、
1年前は単なる会社紹介がメインのどこにでもあるサイトだった。
それまでは既存の取引先つまり、
商社、地元建設会社、地元需要家etc・・・
からしかご連絡を頂くことはなかった。
まったく顔を見たことのない誰かから問い合わせをもらうなんてことは、
考えられることではなかった。
IT戦略を宣言し、
1年間全社愚直に活動を継続した結果、
今では毎日300を超えるPVと2日に1回の、
IT経由のお問い合わせ
を頂けるまでに至った。
関係性の時代といわれるようになった。
大量生産大量消費の時代、
経済は大資本に支配され僕たちは、
誰がどのような想いで創ったかわからないモノ
をただひたすらに消費してきた。
たしかにそれが経済の合理的なシステムだったと思う。
拡大再生産が行き詰まり持続可能がキーワードとなった現代、
生産と消費の在り方も変わってきて、
「誰がどのような想いで創っているかが伝わるモノ」
を僕たちは求めるようになってきているのかもしれない。
共感による消費というパラダイム。
僕たちは僕たちの日々の姿勢をITを通じて情報発信しています。
既存流通システムで
「だれでもいいからモノ持ってきて」
という風に消費されるのではなく、
そのモノを作るのにどれだけ真摯に取り組んでいるか、
至極当たり前のことが評価される時代になってきたのだと思う。
僕たちの姿勢に共感していただける方に、
僕たちの情報がきちんと伝えられる時代になった。
その証としての、
Facebookを経由した商品問い合わせ。
心から嬉しい出来事だった。
これからは、中小企業がキチンと主体的に活動すべき時代だと思っている。
その意味であきらめることなく自分たちの思いを発信し、
それに共感していただける誰かのためになるような仕事を通して、
社会が発展していく。
そんなことを夢見ることのできる素晴らしい時代に生きている。
そして、地場産業生コン業だけど、
GNN元気な生コンネットワークというインフラが日本全国、
ひいては世界中の共感してくれる人へ実際に価値を提供できるような、
そんな時代になったのだと思う。
日本全国どこから共感していただいても、
例えば、僕たちの価値、
「水たまりのできない駐車場」(ドライテック)
をお届けすることができます。
1年実直に続けてきたIT戦略は、
僕たち産業が本当の誇りを再認識するための、
とても素晴らしい手段であるということを、
僕たちに気付かせてくれる素晴らしい活動だった。
もちろん、来期も。
この素晴らしい手段を最大限に活用して、
僕たちと共感してくれる素晴らしい方に価値を届けたいと思う。
宮本充也