2016/07/15
「土間コン VS 透水性コンクリート」駐車場2台分でいくらかかるの?

駐車場舗装に用いられる土間コンクリート。生コンの施工に際して水勾配や水たまりが懸念されることはよく知られている。住宅外構の分野で一躍注目を集める透水性コンクリート。新しい土間コンの常識と言われるその性能とは。
未来経営塾の仲間と過ごす時間はとてもスリリング。
同輩であるホワイトフードの森さんから、
「宮もっちゃんの言葉わけわかんねー」
との指摘をいただいた。
これは痛烈に反省すべきことであって、
とかく普段からB to B(Business to Business)の脳みそなものだから、
一般(B to C→Consumer)に伝わらない言葉をどうしても使ってしまう。
例えば、
・りゅうべい→立方メートル
とか
・へいべい→平方メートル
なんて言葉は僕たち建設にかかわる人でないかぎりあまりなじみがないだろう。
特に今はIT戦略が奏功して、
「専門家じゃない人」
との接点が激増しているため、注意が必要。
極端に言えば、「3歳児に説明している」くらいの気構えがあってもいいかもしれない。
※透水性コンクリート「ドライテック」の写真
とくに、「専門家じゃない人」との接点が多い当社の製品は、
透水性コンクリート→ドライテック
だが、「透水性」という時点で、「なし」だと考えなければならない。
「お水を吸い込む駐車場」
くらいで涼しそうに説明したほうがよりわかりやすい。
その、お水を吸い込む駐車場は果たして、
「お水を吸い込まない普通の駐車場」
に比べて、お値段は高いのか高くないのか?
という一般の方の疑問に、これまで僕は答えてこなかったことに気づいた。
【駐車場工事の原価比較】 ※お車2台分(25平方メートル)
◆お水を吸い込まない(土間コン) 100,000円
5m×5m×10㎝→生コン2.5m3必要 生コン単価15,000円×2.5m3 ワイヤーメッシュ12,500円 つまり、材料原価50,000円 作業員50,000円(世話役0.4名、左官工0.8名、手もと0.4名)
◆お水を吸い込む(透水性コンクリート)
5m×5m×10㎝ 2.5m3 ドライテック単価30,000円×2.5m3→材料原価75,000円(ワイヤーメッシュは不要) 作業員25,000円(世話役0.2名、舗装工0.4名、手もと0.2名)
※上記は原価の目安であり、諸経費が一切含まれていないため、2~3倍くらいが目安
と、まあ、ざっと説明を書かせてもらったが、
我ながら実にわかりづらいB to B的な説明になってしまっていて反省しまくりだ。
何を言いたいかというと、
水を吸い込んでも吸い込まなくてもそんなに変わらない!!!
と、声を大にして言いたいだけ。
よくマーケティングで言われることだが、
「頭の中に10,000人の普通の人を住まわせる」
ということが効果的と言われる。
専門家はどうしても専門家目線になりがち。
「くぎを打つのが上手な人はすべて釘に見える」
という諺があるくらいだ。
IT戦略を標榜するならば、
「これまでの生コン屋発想」
から脱却しないとならない。
もちろん、生コンのプロフェッショナルというきちんとした能力を裏付けとして、
「誰にでもわかりやすく」
その価値を伝えられる人が、本当のプロなんだろうと思う。
これからも精進いたします。
※専門業者さんにとってのメリット
・駐車場1台分程度なら30分で終わってしまう「夕方から打てる」土間コン
・水勾配がいらない!
・クレームに発展しづらい!
そんな土間コンとして注目を集めています。
宮本充也