2021/09/07
「ドライテック施工上のメリットや余り物残コンの工夫について」all round

生コンクリートは「製造」だけでは成り立たない。「施工」が伴って、その両輪がきちんと動き出すことによって、市場と顧客に評価される。プロダクトは顧客のもとに届く。だから、生コンポータルでは 製造 × 施工 の連携、そして現場共有をとにかく大切にしている。
ドライテック現場の知恵を共有
ドライテック施工上のメリットとして、生コンよりも軽いというのがある。密度で比べると生コン2.35に対してドライテック2.0未満ということで、20%近く軽い。だから、女性でも坂道も押せる!運べる! #1〜2
all round新井さんはこまめに現場の共有をくださる。
僕とて現場を最も大切だと思っている。
価値は全て現場で生まれる。
オフィスでの事務仕事やWEBマーケティングなどは現場のサポートしかできない。
僕のこのブログだってその一つだ。
現代の情報革命のおかげでそんな貴重な現場は共有されやすくなった。
実際、ラストワンマイルで、今、一体、何が起こっているのかを知ることができるようになった。
気持ちはそうだとしても物理的に全ての現場に自分自身が足を運ぶ赴くことはできない。
だから、新井さんのように現場の施工、あるいは製造の様子を動画や写真で共有してくださることはとても参考になる。
「現場で感じたことを、言語情報に置き換え(伝えられる形にする)、それをさらに伝える」
結局全てのビジネス・仕事はこのサイクルを繰り返すだけなんだと思う。
伝えることで市場と顧客からリアクションがある。
それは、現場で感じることだ。
顧客は当社が発信するプロダクトやサービスについて懇切丁寧に説明してくれることはない。
市場と顧客の評価というやつはシンプル、「買うか、買わないか」。
だから、当社ではアンケートのようなものを使わないようにしている。
何かプレゼントを餌に得られたそんな情報は所詮夾雑物が混じったともすると判断を誤りかねない劣化した情報ということもできる。
現場で感じること、それが全てで、それが市場と顧客がプロダクトやサービスに対して何をどう考えているかが知れる唯一の場所だ。
残コンマスター
大分より、配達してもらっているためミキサー掃除が大変だと思いますので極力空で帰ってもらいたい。
手前は以前の残コン
全く割れてないです
砕石の飛散防止を兼ねて5センチ程です
強度27は侮れない‼︎
仕上がりは皆無で、ちょっと練習用に。(プレートが意外と難しい。とメンバーの感想)
もう、なんと言っても、「思いやり」がプロダクトやサービスを進化させるのだと思う。
大分より、配達してもらっているためミキサー掃除が大変だと思いますので極力空で帰ってもらいたい。
現場は北九州に、製造元は大分県豊後高田。
1時間半もの道のりを押して運んでくれる大分綜合建設へのきめ細やかな配慮。
結果、all roundにとってもその余り物が価値のあるものとなる。
その「思いやり」という手で触れたり、目には見えないことはこうして「伝えられる形」となって、市場と顧客に伝わる。
施工と製造が互いを思いやりプロダクトやサービスが生まれるその現場は伝えられる形となって伝わる。
これが永遠に繰り返される。
One sees clearly only with the heart.
Anything essential is invisible to the eyes.
"心で見なければものごとはよく見えないってこと。大切なことは目に見えないんだよ。"
(サン=テグジュペリ)
仕事ってのは手で触れたり目で見ることのできない大切なことを伝えられる形にして伝える繰り返しのことなんだと思う。
今日も各地の現場で、そんな大切な何かがたくさん生まれていることだろう。
生コンポータルではこれからも常にそんな大切な何かを伝えられる形にできるように。
かけがえのないパートナーたち(製造・施工)とともに楽しい仕事を続けていきたい。
お寄せいただける貴重な現場の目に見えない手で触れることのできない「何か」を漏らさないよう。
大切なそんな何かを、伝えられる形にして伝えられるように。
引き続き情報発信に全力を注ぎたい。
宮本充也