2020/09/20
「いよいよ施工開始!」ストリートバスケブランド《ballaholic》との協業 #10

今年の7月8日。ほんの最近知り合ったバスケットアパレルブランドと生コン屋さんがついに世界初「家庭用屋外バスケットコートパッケージ」の施工にたどり着く。2ヶ月半の出来事だ。「いよいよ施工開始!」。昨日(2020/09/19)岡山市のとある戸建て住宅の庭を舞台にballaholicのバスケットコートが施工された。
製造:白石建設、施工:光南台土建(130m2、100mm、6名、4時間)。
いよいよ施工開始!
透水性コンクリートの打設に先立ちバスケットゴールのポール設置状況。
コンクリート製の集水ますを利用してその中にポールを納めてアンカーで細かい調整を行う。
生コン打設状況。
こうして設置されたポールは頑固に固定されどんな台風が来ても倒れることはない。
今回は当日のうちに舗装までかけたいということで超即硬コンクリートを用いた。
施工Before。
いよいよ透水性コンクリート施工準備完了。
生コン車到着。
現場を見守るアウトナンバー小野田社長。
夢のバスケットコートが完成していく様子はどのように写っているだろう。
施工フローは敷設しトンボで均された材料をプレートコンパクタで追いかける。
なんとおにぎりを食べながら転圧をする光南台土建の作業者の方。
いかに施工が楽ちんかを示すこれ以上の証拠はない。
こののんびり感と言ったらどうだろう。
長靴とヘルメットを装備していなければピクニックに見えるのではないか。
こうしていよいよ始まったballaholicのバスケットコートの施工。
普段バスケットやその文化のことばかりを考えている人たちにとって建設現場はどのように写っただろうか。
今回その模様は映画「透水宣言」の一幕として作り手らの思いを収録している。
#11 以降ではその撮影の様子をここに紹介したいと思う。
ballaholicの気持ち。
製造者白石建設の気持ち。
いろんな人たちの気持ちがいよいよ一つの像として結ぶ。
形になる。
思いが形になる様をたった2ヶ月半で経験すると色々胸に迫るものがある。
仕事こそ好き嫌いでやるべきだ。
楽しいことをやるべきだ。
「仕事だから仕方ない」
この言葉は呪いの言葉だ。
仕方ないと思ってやっている仕事がいい形を作るはずがない。
いろんな人の思いが凝縮されたバスケットコート。
いよいよその姿を現す。
宮本充也