2021/02/26
「気軽に仲間を見つけて好きな時にバスケを楽しむことのできる世界へ」ストリートバスケブランド《ballaholic》との協業 #22

三重県松坂市。第1回、第2回のバスケットコートのドライテック舗装試験施工合宿に続き、第3弾ではなんと1日で150m2に迫る面積の施行を。細部にわたり気を配られた施工はいよいよ完成形を迎える。人気ストリートバスケブランドがリリースする家庭用バスケットコートhomecourt施工の模様。
製造:中勢太平洋生コン(担当:益川昌頼)、施工:ballaholic(担当:Zawa、144m2、100mm厚、10名、7時間)
ballaholicのhomecourtいよいよ完成形を迎える
施工Afterきめ細かい作業で144m2を1日がかり(7時間)で完成させる。
残コンは無駄なく次のスパンの下地に回しプレートコンパクタでしっかりと締め固められた。
次の材料(ドライテックの生コン)が届くまでに次の施工スパンの事前準備として型枠設置と余った材料の下地路盤への散布を行なっている
ドライテックの材料敷設は生コン車のシュートから直接荷下ろしか一輪車を用いて小運搬するかのどちらか。ポンプ圧送はできないけれど、直接荷下ろしができることは土間コンにはない強みだ。
ドライテック施工のちょっとしたコツとして型枠やジョイント部分などの端部(キワ、縁)にはふるいで選り分けた小さな粒径の材料をつけて仕上げると見栄えが良くなり飛散もしにくくなる
ドライテック完成後の補強方法について、乾いてしまっている舗装面の接着(補強剤リペアマン)を確保するために散水をしている様子
ドライテック専用補強剤リペアマンをスプレーガンにより吹き付ける方法について解説する動画
ドライテック施工中にリペアマンで補強してある部分(ジョイント部)は施工後骨材の飛散が少ないということがわかる動画
市販で売られているスプレーでもドライテックには塗装ができるということがわかる動画。水晶品はフッコーが発売しているトップコート(基本カラー8色)だよ!
ドライテック表面の欠損部(穴ぼこ)の補修はリペアマンをあらかじめガン吹きした上にフレッシュな小粒径の材料で埋めていく作業を解説
現場の模様は動画にも収容されちょっとした施工のコツを伝えるマニュアルとなった。
ballaholicのボーラーらによるドライテックの施工体験は都合6回目を数える。
以前に紹介したように施工しっぱなしではなくその後丁寧にフィードバックや共有が行われそれは夜まで及ぶ。
エクステリア工事業者になるのではない。
バスケットコートという限られた面積におけるドライテック施工をballaholicオリジナルで極める。
なるべくあらかじめ変数は取り除いておく。
バスケットコートのドライテックなら問題なく施工できる。
それだけで構わない。
見事な連携で10名のボーラーは7時間で144m2のコート舗装を完成させた。
家庭用バスケットコートとしては大きめのサイズだ。
いよいよ完成形を迎えようとしている。
ここからは実際にモニター施工に応募された実際のお客様向けの施工に入る。
バスケの文化を育みたい。
そのために、SOMECITYなどのような地域リーグやイベント、ballaholicというブランドを手段として手弁当で活動してきたoutnumberの皆さん。
「バスケットをもっと身近に」
そのためには、バスケを気軽に遊べる場所、インフラを整備する必要がある。
バスケがもっと身近になれば、より良い世界がやってくることを信じている。
信じているだけではなく、実践する彼ら。
「気軽に仲間を見つけて好きな時にバスケを楽しむことのできる世界へ」
その第一歩に向けた準備はこれで完成した。
日本初のバスケットコートパッケージ販売が始まる。
ここ数年で世界の景色はどのように変化するだろう。
バスケが特に趣味でもない僕でも彼らのこれからから目が離せない。
世界は人の熱意によって如何様にでも姿を変えていくそのプロセスほど僕たちを勇気づけることはない。
宮本充也