2021/01/08
「バスケブランドballaholicのドライテック施工研修 in 加古川」ストリートバスケブランド《ballaholic》との協業 #15

「加古川教習所」。まさつぐに名付けられたその場所(兵庫県加古川市)ではバスケブランドballaholicを展開するoutnumber小野田さん(代表)と中澤さんがドライテックの施工研修を受けていた。今年リリースするhomecourt(https://www.nr-mix.co.jp/niwakon/cat1/mycourt1213.html)の施工はなんと外注に頼らず自分たちで施工する。その気迫。ドライテック施工研修は今月14日にも続く。
ballaholic自らが手がけるドライテックの施工
昨年9月より怒涛の垂直立ち上げを記録した人気バスケブランドballaholicが手がけるhomecourt。
「バスケのできる環境を広げたい」
⚫︎ "WE ARE CRAZY BASKETBALL COMPANY" 《HOMECOURT》リリース記念動画《透水宣言》【前編】
日本にはバスケを楽しむ文化を支えるインフラがない。
誰でも気軽にいつでもバスケを楽しめる。
そんな当たり前を作りたい。
そんなoutnumberの想いが生んだ家庭用バスケットコートパッケージ《homecourt》。
そのキープロダクトとも言えるドライテック(ポーラスコンクリート)の施工。
まさかとは思ったが、「自分たちでやる」と言い出した。
ballaholicはアパレルブランド。
お洋服の会社だ。
その職員の皆さんが、「自分たちでやる」。
ballaholicのリリースする家庭用バスケットコートは、他の誰の手でもない、ballaholic自らの手で細部まで作る。
加古川教習所、開校。
施工は、ガチでoutnumberの小野田さんと中澤さんが行った。
施工指導は、映画「透水宣言」の主演俳優・菅野貴夫の施工指導員デビュー戦。
トンボで平に慣らされた材料をプレートコンパクタ(幅広・30kgタイプ)で転圧していく。
施工はそれだけ。
だから、普段アパレルブランドに携わっている方でも施工に挑戦できる。
敷居が低いのもドライテックの特徴。
120mmの高さに設定された両脇の型枠に橋を架けるように定規を置く。
120mmの高さで均一に材料を敷設することで、転圧後は下がって100mmとなる。
20mmは「余盛り」と言って、転圧した場合のさがりしろを見込んでおく。
平坦性の確保や出来型管理のための措置となる。
初心者には最初から綺麗に平坦に仕上げたり、厚みを100mmに均一にすることは至難の業。
最初からプロ並みの施工を期待するには様々な工夫がある。
施工完了。
初めて施工道具を手にした小野田さん、中澤さんの二人による初陣はこうして完成した。
施工スパンをきちんと区切って無理のない施工計画を立てることにより仮に素人だったとしても最初からプロ並みの仕上がりを期待できる。
従来の土間コンクリートには考えられなかったことだ。
施工研修は、今月14日にoutnumberメンバー11名をお迎えして再び行われる予定だ。
本番は1月末に予定されているという。
自分で施工する。
自分でやってみる。
まさか、ballaholicが自分でスコップ、コテ、トンボ(レーキ)を持つとは全く想像していなかった。
だって、普段やってることと180度違いすぎる。
「バスケのできる環境を広げたい」
その具現とも言える家庭用バスケットコート。
「その舗装は他社に委ねます」はballaholicの流儀に反していたようだ。
昨日(2021/01/07)は全国的に寒波に襲われ猛烈な冷気の中での施工となった。
今をときめくバスケアパレルブランドの手には、トンボと金鏝、タンパがあった。
プロの目から見ても初陣とは思えない精緻な仕上がり。
ballaholicが付けた炎は瞬く間に世界に広がっていくのだろう。
家庭用バスケットコートをパッケージ販売している企業は他にないようだ。
モニター施工先を募集しただけでたった1週間で20件以上の応募があったという。
世界の飢餓に、ballaholicは見事に答えているようだ。
「バスケのできる環境が広がる」それはそのまま、「自然と人が調和する世界が再生する」ことをさす。
昨年突如降って沸いた本プロジェクト。
生コン x バスケットボール
珍妙な組み合わせは、それでもあっという間に形になり、いよいよ世界の景色を変えようとしている。
宮本充也