2020/08/03
「《ballaholic》のコートが伊豆に設置?!」のストリートバスケブランド《ballaholic》との協業 #4

にわかに始まった《バスケ》と《生コン》の協業はこれまで見出されてこなかった地域の中での人と人、人と企業をつなぎ始めようとしている。地域を縦軸とするならば、バスケや生コンは横軸となってこれまで同じ地域の中ですら互いに交わることのなかった辺境をつなぎ始める。まずは、ballaholicブランドのバスケットコートのサンプル設置へ!
Ballaholicのサンプルコートが伊豆に設置されようとしている!
以前からの協業先フッコーと共に訪ねたのは渋谷に本社を置くアパレルブランド《ballaholic》を展開するアウトナンバー。
打ち合わせテーブルがなんとバスケットコート。
職員の方々は皆さん「バスケが大好き」という共通項で結ばれている。
「楽しいことしかしない」
15年を数える業歴の中で創業者小野田さんの行動原理は彫琢されとてもシンプルだ。
「ダサいコートは作りたくない」
「バスケという文化を日本に根付かせるためには圧倒的に《遊べる場所》が少ない」
そんな想いから、バスケ文化のインフラを作るべく、まさかの建設系企業(生コンポータルやフッコー)との協業が始まる。
来週以降、さらにはパンチングメタルのメーカーやエクステリア資材販売日本一のエクスショップらとの交流も予定している。
当事者ら自身が信じられないようなご縁に結ばれ、「順調にことが進みすぎて怖いくらい」と同様の意見を持っている。
本社にはスタジオが設置されてあり、商品やモデル(プロ選手)の撮影が行われているという。
生コン工場としてまさかこんな異世界で仕事をされる人たちとの協業が始まるとは想像すらしなかった。
今、具体的に話を詰めているのはサンプルコートの設置。
コートの舗装を透水性コンクリート《ドライテック》とし、その塗装を老舗塗材メーカーフッコーが供給。
フェンスやゴールリング用の材料を供給してくれる他の企業や施工者らとの協業によって今までになかった新しいコンセプトでパッケージされたバスケコートを創造する。
気軽に庭先や店舗脇などスペースに設置され、バスケをもっと身近にする。
なんと、そのサンプルコート第1号を伊豆地方に設置しようということで協議が進められている。
コートの色の組み合わせ案。
材料はフッコーが調色してサンプル(モックアップ)を提出する予定。
(なお、本デザイン案は現在別のもっとクールな案にとって変わられている)。
バスケ、生コンで、これまで交わることのなかった人と人、人と企業がつながる
この手の化学反応は予想がつかない。
計画すら無駄なのかもしれない。
この交わりについてブログで発信したり、身近な人に相談したりしただけで多くの共感がすでに寄せられている。
アウトナンバーで主催しているバスケの地域リーグを伊豆地方へ誘致する。
そんな試みもサンプルコートの設置と並行して進められている。
伊豆に、これまでになかったコンセプトのバスケコートができる。
地元の人ももちろん、地域リーグを通じて近隣市区町村の人たちもそこに集まる。
これまでになかった伊豆を知る機会が生まれる。
人と人、人と企業がつながる。
新しい化学反応の媒介としてバスケ、生コンが協業する。
この物語に強く共感した人たちだけで仕事とか業務とかそんな後ろ向きな動機づけではなく踊りに参加する。
今、伊豆地方ではバスケ、生コンが誰にも予想できない変化を生み出そうとしている。
「楽しいことしかしない」
仕事って、それでいいようのかもしれない。
「面白そう」
そんな動機づけで構わないと思う。
とらわれないで、自分と身近な人、ご縁のある人、企業にじっくりと寄り添ってみる。
自分自身が何をやりたいのかを冷静に考えてみる。
責任感とか義務感とかではなく、ただただ楽しいを追求してみる。
そんなプロジェクトがこの地伊豆地方で始まった。
参加資格は特に決められてない。
面白そうと思ったらぜひ一緒に遊ぼう。
宮本充也