2021/01/26
【三重】「ballaholicメンバーによるhomecourt(家庭用バスケコート)施工開始!」ストリートバスケブランド《ballaholic》との協業 #18

昨年9月から半年足らずでいよいよballaholicメンバー自身によるhomecourtの本ちゃん施工が始まった。まずは、草刈り(伐開除根)とすきとり、残土処分。「ballaholicやってて、まさか工事をやるようになるとは思わなかった」。僕だって、生コンやっててバスケのアパレルブランドと仕事するとは思いもしませんでした。「ballaholicによるhomecourt施工開始!」
三重県松阪市でhomecourt着工
施工Before。
三重県松阪市の山林にある土地は調整区域となっており土地活用の計画もなく夏になれば雑草が繁茂し土地の所有者はメンテナンス(草刈り)に翻弄されていた。
ballaholicと縁があり、モニター施工として土地を提供すれば、雑草との闘争に終止符をつけられる。
はたと思い出しアウトナンバー(ballaholic運営)小野田社長に申し出る。
こうして、施工なんかやったことないバスケブランドballaholicのhomecourtデビュー戦が始まった。
まだ、生コンポータルとの出会いから半年もたっていない。
まずはコート設置予定箇所にたくましく繁茂する雑草の草刈りから始まる。
なお、草刈りに関しては地中にたくましく張っている根っこもしっかりと除去する。
伐開除根(ばっかいじょこん)という作業だ。
ドライテック(透水性コンクリート)施工の前工程として地盤の掘削(すきとり)を行い所定の高さの地盤を作る施工の様子。
続いて、すきとりと言って地盤を所定の高さに仕上げるために、慎重に掘削する。
ハーフコートサイズの敷地の草刈り、そしてすきとり作業だけできっちり1日掛。
いよいよ明日(2021/01/26)からは路盤工、型枠工となる。
前回伊豆で合宿して学んだ施工はいよいよballaholicメンバー自身の手により始まった。
有休地ありませんか?homecourtどうですか?
例えば地方のだだっ広い駐車場。
身近なとこでは、葬儀場などイベント施設の駐車場なんかどうだろう。
普段施設利用されていない時はがらんとしている。
地下埋設物と同様、実は見えないだけで結構大勢いるのがボーラー(バスケット愛好家)。
このところ頻繁にballaholicの皆さんと懇親する中で大勢いることを知った。
そして、彼らのほとんどは「プレイできる場所がない」ということに思い悩んでいるという。
さらに、コロナ禍。
屋内のバスケットコートでのプレイヤー非常に密。
事実数あるスポーツの中でボーラーのコロナ罹患者は比較的多いという。
ますますボーラーにとっては厳しい環境になっていく。
有休地を持て余している事業者。
ボーラー。
同じ地域の見えないだけで、需要と供給が結びつく。
どうせ遊ばせとくんなら、安くボーラーにプレイできる場所を提供する。
homecourt施工初日、現場に立ち会いながらアウトナンバー小野田社長とはそんな会話をしていた。
実際事業者にとってのメリットは少なくない。
通常の舗装ではなくhomecourtの場合透水性コンクリート《ドライテック》が標準となるから、水はけの問題が解消される。
雨の日のお葬式、駐車場で靴が濡れるなんてこともない。
それに、障害物と言ってもゴールが突っ立ってるだけだから邪魔にならない。
無論舗装されているからぬかるみや水たまりもないし雑草が生えてくる心配もない。
地元の少なくないボーラーにプレイする機会を提供することができる。
地元貢献につながる。
そのイベント会場のPRにもなる。
普段がらんとしていた空き地が人々の交流点になるのだから。
「ballaholicやってて、まさか工事をやるようになるとは思わなかった」
メンバーの1人がふと呟いた。
僕だって、生コンやっててバスケと絡むなんて思っても見なかった。
でも、こうした意外な組み合わせが、新しい人と人との交流を生み出す。
人と人とが交流することで、アイディアが生まれ、価値が生まれていく。
葬儀場とバスケ。
イベント会場とバスケ。
もっともっと、いろんな組み合わせが生まれる可能性がある。
遊休地ありませんか?homecourtどうですか?
どうせ、何にも利用されていない土地があるのなら。
降雨は舗装に遮られず地下水系に還元される透水性コンクリートで施工されるhomecourtを検討したらどうだろう。
失われた自然と人との関係性を取り戻すきっかけにもなる。
宮本充也