2021/07/20
【千葉】「ポーラスコンクリート(パーミアコン、ドライテック)は水を通す、つまり、空気も通す」安藤産業・BIC

千葉県香取郡。施工BICのもとにこの所問合せが何件かあるので試しに会社敷地内に練習がてら展示もかねて施工した。最初はてまどったが直ぐに要領がわかってきて上手くながれていくようになった。(Masatsugu共有)
製造:安藤産業(担当:山崎勝矢)、施工:BIC(担当:寺嶋宏行、40m2、80mm厚、4名、1時間)
問い合わせが何件かあるBIC
やけにかっこよく撮れてしまっている安藤産業のプラント。
これ、HPの写真とかに使ってもらえるのではないか笑。
たまにMasatsuguナイスショットを共有することがある。
施工Before。
たっぷり散水(水たまりにならない程度)しておけば、夏場でも路盤や型枠・隣接構造物に水分を取られることがない。
施工がスムーズになるので鉄則として紹介している。
「この所問合せが何件かある」
施工BICの元には結構ドライテックの問い合わせが寄せられているそうだ。
生コンポータルではこの6年間ドライテックに関する記事を毎日アップしている。
継続は力、ちりも積もれば。
ニーズはそれぞれの地域のエクステリア(あるいは工務店)に寄せられる。
「うちの土間コンはドライテックにしたい」
こんな具合に。
生コンポータルでは「お庭づくりは0円マッチング」庭コンで全国地元のドライテック対応可能施工店を紹介している。
もちろん、こちらに掲載されていないお店にも「ドライテックありますか?」と問い合わせが寄せられるケースがある。
それだけ商品名が立ってきているということだろう。
ありがたいことにこのところ多くの施工業者から同様の声かけを寄せてもらい、「展示を兼ねて試しに施工」といった具合にドライテックを納品するケースが増えている。
そういった場合には必ず生コンポータルでは無料で製造・施工指導員を派遣している。
初めての施工でも全く心配ない。
施工指導員が懇切丁寧にドライテック施工のコツをお伝えする。
普段土間コンなどエクステリアにまつわる作業をされている方であれば最初から熟練工だ。
これぞまさに施工のコツの1つ。
現場で材料(ドライテック)をふるって細かい粒径を端部に集めて転圧する。
このことで見栄えもそうだが欠けやすい端部を強化する役割も兼ね備えている。
レーキやプラゴテで平らに均した材料をプレートコンパクタで締め固めるだけ。
ドライテックの作業工程はそれだけ。
ひたすら敷設・均し・仕上げが繰り返される。
飽きるほど繰り返し行われる笑。
だから、すぐに熟練してしまうのだ、ドライテックは。
だから、DIYとかでも気軽に挑戦できちゃう敷居の低さなのだ。
施工After。
40m2のドライテックは車の乗り入れがない場所であるため薄め(80mm厚)で4名1時間で完成。
真っ平ら、だけど、水はけ・排水に困らない。
今後はBICでもドライテック対応を強化していく予定だ。
施工実績(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/case/)をみて貰えばわかるようにドライテックは全都道府県で流通している。
今では水を通すコンクリート舗装の代名詞になりつつある。
我が国では水を通すコンクリート舗装の草分けはパーミアコンと言って佐藤渡辺という大手道路会社が展開している。
40年近く前に生まれたイノベティブなプロダクトだ。
主に公共事業など大型プロジェクトに採用され、当社でももちろん製造した経験がある。
そして、とても嬉しいことに、同社佐藤渡辺はこのたびRRCSに加盟となった。
ともに脱炭素・資源循環型プロダクトのお開発に共同することになっている。
もちろん、実際の案件で競合することもあるかもしれないが、まだまだちっぽけなこの市場に「競合」なんて言葉は相応しくない。
協業が正しい言葉だ。
ポーラスコンクリート(パーミアコン、ドライテック)は水を通す、つまり、空気も通す。
コンクリート固有の現象である中性化はCO2を固定化する。
その度合いは通常のコンクリートの比ではない。
これまでは「水を通す」を要求性能としていたが、これからは「脱炭素」「資源循環」をも志向していきたい。
その意味で、先達の尊敬する佐藤渡辺との協業は可能性・伸び代しかない。
いい気分だ。
宮本充也