2020/04/05
【長野】「バスケ大好き息子さんたちのためにお父さん透水性コンクリートDIYに挑戦」駐車場・24m2

「とてもたのしかったです」「遠くからわざわざありがとうございました!」「僕もとてもたのしかったです!」これは施工後に交わされた会話だ。バスケ大好き息子さんたちのためにお父さん透水性コンクリートDIYに挑戦。そこには温かい人と人との交流があった。
製造:クミアイ生コン、施工:施主とその友人(24m2、100m厚、1時間、生コンポータル立ち会い)
続々始まる「DIYが当たり前」透水性コンクリート旋風
施工Before。
訪問してまず最初に目に飛び込んできたのは向こうに見える日本アルプスの峰々。
すばらしい環境にお住まいのお父さんはもともとDIYが趣味。
バスケ大好きの息子さんたちの思いに応えるためいろいろ調べて生コンポータルと透水性コンクリートの存在を知ったという。
用意されていた道具。
タンパはなんといろいろ調べてその辺の端材を用いて自作したという。
文句のつけようがない準備で待ち構えてくださっていた。
材料手配(クミアイ生コン納入)はこの人!炭平興産武井工場長。
施工開始。
施工に協力頂いているのはお施主さんの山登りの仲間や職場の後輩の方々。
僕も含めて4名で駐車場およそ2台分(24m2)の土間コン(透水性コンクリート)の施工が始まった。
予め動画で予習をしていただいていただけあって見事な道具捌き。
立ち会った僕の出る幕がほとんどないくらいで、
「今度お休みの日にバイトしてくれませんか?」
とつい飛び出した僕の本音に、
「やりますよ!」
と冗談で返していただく。
本当にお上手だった。
施工After。
翌日(あるいは翌々日)からバスケットコートとして練習も始められる。
この仕上がり(平坦性)、とても「今日初めて触った素人」の手によるものには見えない。
完成直前お施主さんは仕上がり高さの調整をするほどのこだわりようだった。
まさに、プロ顔負けのこだわり。
そんなやりとりがたった1時間のうちの出来事だった(1時半施工開始、2時半前には全て完了)。
今回のお施主さんは出来立てホヤホヤのDIY動画マニュアルをご覧頂、「わかりづらい箇所」などについてもフィードバックまでいただいた。
趣味としても「アリ」なDIY施工立ち会い行脚
施工後、
「とてもたのしかったです」(施主友人)
「遠くからわざわざありがとうございました!」(施主)
「僕もとてもたのしかったです!」(僕)
こんなやりとり。
帰り際に施主の奥様が走り駆け寄ってきて、
「お土産です!大町市のゆるキャラおおまぴょんのお菓子持ってってください!」
ごちそうさまでした!超美味しかったです!!(https://park22.wakwak.com/~iizura/cgi-bin/item.cgi?item_id=F00017)。
なんだか、ほんわかした。
駅までお迎えにきてくださった時から、帰り際お土産をいただくまでの時間。
効率を求める仕事という意識は皆無だった。
僕も休日の昼下がりを健康的に過ごさせてもらった。
日本アルプスの美しい景色を背景に、春先の温かい昼下がりののどかな空気を吸いながら、じんわり額に汗をかきながら作業に臨む。
その後、お施主さんたちはBBQでも楽しまれたのだろうか。
ご家族思いのお施主さんやそのお友達の皆さんとの1時間の作業。
完成してもまだ、2時半。
1日はまだまだ長い。
笑顔で「たのしかったです」と声かけてくださった時にはじんときた。
人と人との交流が仕事の醍醐味だ。
僕は透水性コンクリートの普及を通してこうした経験ができることを幸福に思う。
まじで、趣味として「アリ」だ。
「まだ1時間しか経ってません。土間コンではこうはいかなかったですね?!」
お客様(施主)の声をぢかに聞く。
15年間普及に携わっていてまさか生コン屋の僕がネットを通じて一般の方と仕事をするなんて想像もしなかった。
努力次第でまだまだなにが起きるかわからない。
まだ見ぬ施主、施工者、生コン工場との出会いを通して大地は変わる。
大地に蓋しないコンクリート。
それは、自然と人が調和する世界を具現化するコンクリートテック。
大切な人たちとの交流の先に、そんな理想が見える。
これからも仕事を趣味として楽しんでいきたい。
この度もご採用まことにありがとうございました。
宮本充也