2020/12/25
「ドライテックの解体・撤去ってDIYできるの?」解体・撤去動画マニュアル(透水宣言)

クリスマスイブ。場所は兵庫県加古川市。「土間コンと違ってドライテックはワイヤーメッシュが入ってないから解体・撤去も楽なはず」という仮説から、「じゃあ、やってみよう」ということになって、映画「透水宣言」の1シリーズ、「ドライテックの解体・撤去ってDIYできるの?」の撮影が行われた。
果たしてドライテックの解体・撤去は楽なのか?
シーン:焚き火に薪をくべながら 1 年前を少し思い出す
ここは俺にとってすべてが始まった場所だ。
あれからもう...1 年か...
エクスショップとの提携や、グッドデザイン賞金賞受賞、戸建ての庭への施工、そして透水性コンクリートをDIYする。
どれも俺の未来では無かった事象だ。
未来は着実に変わっていっている。
今回、俺が初めて打設したドライテックを解体撤去、そして再施工をやっていきたい。
まずは土間コンとどのような違いがあるのか、また DIY で可能なのか、など示していきたいと思う。
さあ、DIY を楽しもう。
(映画「透水宣言」より)
透水性夫、最初の施工だったため、表面の平坦性はイマイチ・・・。
映画「透水宣言」クランクインのその現場で解体・撤去、再施工を行う。
いよいよ来年3月で映画「透水宣言」は記念すべき1周年を迎えることになる。
台詞にもあるように、映画「透水宣言」の歩みの道程でたくさんの素晴らしい出来事があった。
100年後の未来からやってきた透水性夫(とうすいさがお)の知らない未来が始まろうとしているようだ。
そんな喜びを記念として刻むために、今回は「ところでドライテックの解体・撤去ってDIYできるの?」を主題として撮影が行われた。
(出典:https://www.ho-shu.co.jp/archives/3538)
アイディアの端緒は、
「土間コン(メンヘラでオワコン)にはワイヤーメッシュが標準となっているため、解体・撤去は非常に大変で、とても素人ではできない。一方、ドライテックならワイヤーメッシュがないので、もしかしたらDIYでもいけるんじゃ?」
というものだった。
かくいう僕自身もあまり経験のないことだったので、そこはそれ、ガチの素人(舞台俳優の菅野貴夫さん)にガチで解体・撤去に挑戦してもらうことになった。
【結論】全然、無理。絶対、無理。めっちゃ、無理。DIYで解体・撤去はダメ、無理です。
「明日、絶対筋肉痛。これ(駐車場1台分の面積)、手作業でやったら、30時間くらいかかる。しかも、その撤去も絶対DIYできない。」(透水性夫)。
笑えるくらい大変な作業だった(ようだ)。
僕たちが現場近所のブックカフェで紅茶や卓球を嗜んでいた時、現場は地獄絵図だったようだ。
「30秒くらい削っても、ドライテックの骨材が1粒か2粒くらい欠ける程度」(透水性夫)。
ドライテック、半端ねー。
我ながら、驚いた。
ハンマードリルやブレイカー(この時点でDIYの領域を超えている)を用いてはつって見たそうだが、全然作業が捗らず、「これ無理じゃん」てことになって、念のため投入してあった重機(バックホウ)が役立ったそうだ笑。
見た目、なんか脆そう。
だって、雷おこしみたいにスカスカだから、はつったらすぐにバラバラになりそう。
専門家である僕であったとしても、強度が高いことを数値で知ってはいるにしても、実際めっちゃ硬いドライテックを知って本気で驚いた。
「確かに、ワイヤーメッシュがない分、そこの分別は楽かもしれない」(まさつぐ)。
事実、ワイヤーメッシュが混入したままのコンクリート塊は処分費が倍くらいするという。
だから、確かに土間コン(オワコン)に比べればドライテックのアドバンテージは大きいようだ。
ただ、それにしても、DIYの領域を超えていた。
「全然、無理」
これがドキュメンタリーの醍醐味だと思う。
これ、個人のYouTuberではこんな検証はできないはずだ。
さすがは、法人。
さすがは、大人。
結構お金のかかった懸賞ができた。
「ドライテックの解体・撤去ってDIYできるの?」
結論、できません。
やっぱ、そこは、「餅は餅屋」。
プロに任せて安心・安全の解体・撤去を行おう。
「さあ、DIYを楽しもう」(透水性夫)。
宮本充也