2021/04/24
【埼玉】「一般の人でもDIYしてるのにプロのあなたがやらないの?」岡庭建材工業

埼玉県越谷市。塗装屋さんによる、介護施設(事務所)の駐車場DIY。ネットで「DIYできる土間コン」を検索、ドライテックの機能性・環境への優しさ・施工しやすさから採用。当案件は2日間にわたり施工され、初日は単独施工指導デビューとして透水性夫(菅野貴夫)が立ち会った。
製造:岡庭建材工業(担当:江川直人)、施工:一般DIYer(2m3/16m2、80mm厚、2名、2時間)
透水性夫デビュー
施工Before。
なんとこの案件はあの映画「透水宣言」の主人公透水性夫扮する菅野貴夫さんが単独で施工指導に立ち会うメモリアル案件となった。
現場は2日間に亘り施工されるDIY案件。
その初日に立ち会うことで円滑な納品を支えた。
写真でもわかるように、型枠端部や隣接構造物との境界の部材厚(ドライテックの厚み)が薄くなるような箇所があると供用時に割れの原因となるため事前に指摘、修正を提案する。
また、道具チェックも重要な指導項目となる。
これまで菅野貴夫さんはドライテックのDIYマニュアルに出演しており、実際に作業も経験しているため、「舞台俳優の副業としてドライテックの施工指導員を行うことで演技にますます迫力が出る」一石二鳥の仕事となった。
【透水宣言】DIYで透水性コンクリート ドライテック の駐車場を施工するマニュアル
こちらが、菅野貴夫さんが1年前に出演して5万回以上も再生されている透水性コンクリートDIYマニュアル。
敷設され平らに均された材料(ドライテック)は乾く前にプレートやタンパで締め固められる。
作業に集中してしまうとそのタイミングを逸してしまう懸念もあるため施工指導員のとても大切な指導項目ともなっている。
施工After。
初日、16m2(使用材料2m3)は2名のDIYerで2時間完成。
以下は、透水性夫から共有された現場で施工された皆さんの生の声。
事前にYouTubeで猛勉強しておいたが実際の施工は大変!
明日は人数を増やす予定
岡庭さんの対応がとても親切で、施工指導員まで手配して下さって助かった
(↑これは私のほうからも、まず小さい方の施工を提案して下さってありがとうございました!)
以上です。
こちらは翌日施工を予定されているもっと広い面積の箇所。
初日に余った材料は翌日の下地として活用されるため残コンは廃棄されることもなくエコ。
毎週DIYerによる施工がされている。
一昨年の12月に天啓を受けた、「生コンをもっと身近に」の究極の姿はDIYだ。
誰よりも、財布の紐を握っている発注者であり一般の方々に知ってもらわなければポーラスコンクリート舗装の普及はおぼつかない。
その具体的なアクションとしてDIYが最もあるべき姿。
もちろん、全ての一般の方がDIYするなんて考えられない。
でも、重い腰をあげようとしない施工者や製造者を刺激するのに、「一般の人でもDIYしてるのにプロのあなたがやらないの?」はかなり効果的だと思う。
「あんた、プロですか?」だからね笑。
以前より積極的に製造をされている岡庭建材工業のご協力もあり見事円滑に納品は完了した。
DIYのドライテックは小規模だし個別案件ごとでそれらが大きな利益を社会前提にもたらすわけじゃない。
大切なのは凡事徹底。
現場を大切にする。
一歩一歩着実に歩み続ける。
そのことが世界の景色を変えてきたことを10年以上の期間で振り返ればわかる。
2050年カーボンニュートラルに向けて社会は激変を始めようとしている。
CO2を収容・固定化し、地球に蓋しないコンクリート、ドライテックの閾値はもうそこまできている。
宮本充也