2021/08/12
【愛知】「もし、これ、生コンだったらどうだった?【DIY】費用・作業性で考えればドライテック一択」鈴木石材・三竹生コンクリート

愛知県豊田市。RC住宅の屋上庭園舗装。今まで芝生だった屋上庭園は、雑草の手入れなどのメンテナンスが大変。建築士である施主にてインターネットで調べているうちに透水性コンクリートドライテックに辿り着いた。
製造:三竹生コンクリート(担当:伊藤博史)、施工:鈴木石材(4m3、バケツリレー、100mm厚、9名、3.5時間)、発注:太田建築設計事務所(担当:太田敬一)
芝生屋上庭園【雑草】などメンテが大変
今回製造はご当地生コンの雄三竹生コン。
独特の経営理念で運営されている同社は小口対応、フットワークに定評があり、その名は全国区でとどろいている。
本番製造に先立ち自社内で試験製造をするほどの気合の入りっぷり。
僕も以前その運営を学びに同社を訪ねたことがあるが、生コン工場としては理想的なあり方を敷いている。
そんな思い出深い三竹さんからドライテックが出荷されることに個人的ながら感動を覚えた。
ちなみに、バインダーの投入は生コン車にではなく、混和材投入用ホッパーからとなっている。
そしてなんと今回の施工現場は地面の上ではなく、屋上庭園。
建物の上に舗装を施工する。
なななななんと、バケツリレー。
屋上(といっても2階だけど)まで人力材料をバケツで運び込んでの施工。
この暑い中大変お疲れ様なお話だが、それでもドライテックを採用された理由は、「今まで芝生だった屋上庭園は、雑草の手入れなどのメンテナンスが大変」。
たった1日の大変で、毎日続く大変を解消できるなら、ということでドライテックは採用された。
この炎天下総勢9名で4m3もの材料をバケツで2Fまで運び込みゆっくりと施工。
4m3でおよそ32m3(1m3で8m2施工可能)分の面積を舗装できる。
施工After。
ガーデンファニチャーまで設置されてなんとも優雅な景色となった。
今後は雑草も生えてこないし、雨上がり路面はすぐに乾くし、当然水たまりもないしで、メンテナンスフリーが永遠に続くことになる。
以下、施主さん(建築士)の声
「これは面白い素材だと思ったから使ってみたんだよ」
「なるほど、これは色々な場面で使えそうだね」(施工を見ながら)
「ぜひ、おたく(NR)のHPでも紹介してください」
ありがとうございます!
というわけで、ご紹介させていただきます!!
愛知県豊田市の建築設計・管理なら!
太田建築設計事務所まで!!
(すみません、HPとか見つけられなかったのでまんまいただいた名刺を貼り付けました)
もし、これ、生コンだったらどうだった?【費用】【作業性】生コンクリートのDIYならドライテック一択!
この実績を見ていてもドライテックは実にDIYに向いている材料だと確信した。
これ、生コンだったら、そもそもバケツリレーは選ばなかったはず。
現地でセメント、砂、砂利を現場ミキサーで撹拌してせっせと作っていたはず。
あるいは、インスタント生コンクリートを建材店やホームセンターで買ってきて捌いて練ってただろうか。
もっと人数が必要だったろう。
手間もそれだけかかる。
パッケージ材料だから4m3も練るのにえらい時間がかかったはずだし、生コン車で運ばれるのに対してコスト5倍10倍だ。
敷設して水勾配を気にしながら均して仕上げに時間もそれだけ余計にかかる。
きっと1日では終わらない。
しかも、水は通さない。
一方、ドライテックは現在DIYでもかなり広く普及している。
地域によってまちまちではあるけれど、およそ1m3あたり40,000円で生コン屋さんが現場まで持ち込んでくれる。
先ほど述べた通り8m3分の面積が施工できるから、40,000円/8m2で、5,000円/m2で材料が手に入る。
ワイヤーメッシュ、要らない。
現場でミキサー使って製造する必要もない。
ざざざざと生コン車から降りてくる。
施工中、水勾配、気にしなくていい。
仕上げはプレートで締め固め、以上。
YouTubeで「ドライテック」「DIY」あるいは、「タイムラプス」と調べればその様子はいくらでも予習できるし、その裏付けとしての現場実績ブログも豊富だ。
これからもわかるように、通常一般には関係のなかった生コン製造がより身近になることで、DIYはもっと身近になる。
生コンポータルでは一般に対しても前向き積極的な生コン工場をご紹介している。
「生コンをもっと身近に」
ドライテックという次世代の土間コンマテリアルの普及を通して、僕たちB2B生コンクリート製造をもっと一般化する。
あたかもコンビニのように、建設現場の頼りにされるような、そんな生コン工場を作りたい。
情報発信は続く。
宮本充也