2020/01/17
「DIY エクステリア 駐車場にワイヤーメッシュが必要だとか思ってない?」繊維コンクリート(その2)

その1ではDIY エクステリア 駐車場における必須アイテムと目されるワイヤーメッシュの面倒臭さに焦点を当てた。「使わなけりゃならないんだから仕方ないじゃん」思考停止に陥る前にちょっと待った!ブルーシート国内製造シェア90%のあの会社が土間コンの常識をも変えようとしている!
ブルーシートも常識。繊維コンクリートも常識へ
その1(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/diy_1_1.html)ではいかにワイヤーメッシュが施工者なかでもDIYにとって困った存在かを紹介した。
常識も数十年、数百年でまるっきり変化する。
古代ギリシャの偉大な哲学者で科学者であったアリストテレスは、紀元前350年に執筆した論文で、女性の歯は男性よりも少ないと主張した。これがばかげた説であることは現在の私たちは知っているが、その後2000年近くにわたって西欧諸国では常識とされてきた(出典:ティール組織)。
よく、「常識を疑え」と言われる。
とらわれず自由な発想が大切。
そうかもしれない。
ただ、僕も含めて大半の人は型にハマって生活する。
つねにはみ出ていたら生きるのが大変だからだ。
だから、何度もその効果が検証され誰にとっても「あり」と思われる常識に人は頼るようになる。
いつしか常識のせいで思考停止に陥る。
何も考えずその常識を受けいれ習慣とすることに安堵感を覚える。
人はコンフォートゾーンから抜け出すのがとても苦手な生き物なのだ。
その常識。
「DIY エクステリア 駐車場にワイヤーメッシュが必要」
70年を数える生コン産業においていつしかこちらも常識となった。
施工者は何も考えずワイヤーメッシュを敷設するようになった。
その習慣に誰も疑問を挟むことはない。
ただただそういうもんだとその事実を受け入れ続けてきた。
新しい常識の萌芽。「繊維コンクリート」とは?
生コンを敷設した後締め固め(タンピング)の前にm2あたり100g程度表面にpp繊維を撒く。
締め固め(タンピング)により表層下2cm程度にpp繊維のネットワークが構築され、ひび割れ抑制効果は立証されている。
なんと、ワイヤーメッシュとの比較でも60%以上のひび割れ抑制が証明されている。
さて、ワイヤーメッシュと比べてその取り扱いは?
ワイヤーメッシュはかさばるし2tトラックみたいな特殊車両が必要ということも説明した。
さらに、施工前、施工後にもかなりの面倒が付き纏うことも説明した。
そして、それらは常識だった。
それにくらべこの繊維コンクリート(pp繊維散布工法)はどうだろう?
片手で軽々持ち上げているこのpp繊維の入ったパッケージでなんと30m2以上も施工可能。
ワイヤーメッシュ15枚分となる。
わざわざ買いに行く必要もない。
生コン車の助手席に乗せられて現場に届く。
事前工なんか必要ない。
すぐに打設開始だ。
そして、足元は路盤だから安定もしている。
一輪車で道板無しに搬入することだってできる。
そんでもってタンピング前に1m2に100gを目安に撒くだけ。
はちゃめちゃに楽になっていることがわかる。
さらに、お値段。
メーカーが設定する設計価格(上代)はm2/180円程度。
ワイヤーメッシュよりも上代ベースで既に安い!!(ワイヤーメッシュはm2/200円)
安心の萩原工業BARCHIPが変える土間コンの常識。
なんと製造元はブルーシート国内生産シェア90%の萩原工業が100%出資する事業会社BARCHIP。
同社は日本のブルーシートという常識を作ってきた会社。
そのノウハウが繊維コンクリートという市場を拓こうとしている。
誰もがバカらしい、めんどうくさいとおもっているワイヤーメッシュ。
思考停止に陥っているぞの作業。
数十年後の施工者から笑われてるかも。
常識なんてこれほどバカらしいことはないのだけれど。
けれど、それを覆すにはそれなりのエネルギーが必要となる。
しつこくしつこく訴え続けるつもりだ。
宮本充也