2020/02/22
【岡山】「生コン屋さんがプロ施工者や上級DIYerにとって便利なワケ」

愛知の毛受建材につづき岡山の白石建設を訪ねても同様に強く思う。全国各地に点在する生コン工場はホームセンターや建材店のようにプロ施工者や上級DIYerにとって頼れる場所になるはずだ。近くて便利な生コン工場のマッチングサービス。「生コン屋さんがプロ施工者や上級DIYerにとって便利なワケ」
生コン屋さんでなんでも揃うを実現する
DIY×生コン「生コン工場無料マッチングサービス」アウトレット生コン・ブロック・砕石・残土処分・配筋代替・その他
白石建設を訪ねてふと目についたこれ。
実はこれ、通称「サイコロ」と呼ばれる土間コンを施工するときに用いられるスペーサー。
アウトレット生コン(残コン)といって、建設現場で使われず工場に戻ってきた生コンを利用して製造されている。
これらをホームセンターで買ったらそこそこのお値段になるはずだが同社では無料で譲っている。
そしてこちらは「回収骨材」と呼ばれる、砂利や砂。
アウトレット生コンはそのままにしておくと固まって廃棄物になってしまうため、大量に水で洗浄して写真のように砂と砂利を取り出される。
こうした砂利や砂も買うとなったらそこそこの値段になるはずだが、生コン屋さんでは安価に譲ってくれる。
そしてもちろん、普通の砂利や砂だって生コン工場では大量仕入れを行なっている。
建材店やホームセンターで購入するよりも確実に安く譲ってくれるはずだ。
上級DIYer・プロ施工者向け生コンマッチング
今後生コンポータルではパートナー工場の所在地と手に入る物品の情報をWEBに公開する予定でいる。
マッチングにかかる費用は0。
また、プロ施工者や上級DIYerが必要となるその他物品もパートナー企業らと連携して手に入る工場を増やしていく。
例えば、
⚫︎ネットフェンス
⚫︎乾燥モルタル
⚫︎カーポート
など、エクステリア現場の必需品のようなものも圧倒的な安さで品揃えする工場が増えていく。
つまり、「生コン工場に行けばすべて揃う」そんな世界を志向している。
工業製品であり特殊車両で届けられる生コンはこれまで内向きで閉鎖的な流通を敷いてきた。
社会一般よりも業界内の権威を志向する産業構造。
そんな生コン産業は我が国では70年の歴史を数える。
インターネットの時代。
「生コンには関係ない」
とされてきたインターネットデジタル情報革命が拓くのは新たな市場。
IT流通。
一般には埋もれてきたこうした生コン工場が広く社会に解放される。
「生コンを練って運ぶ」だけを期待されてきた生コン産業を新たな文脈で再定義する。
そうすることでこれまで画一的な流通でしか手に入れることのできなかったあらゆる物品がその町に必ずある「近くて便利」な生コン工場で手に入る。
そんな世界を夢見ている。
宮本充也