2021/01/03
【石川】「ちなみにきょーのDrytechです」金沢生コンクリート

石川県金沢市にはお料理隊長こと金沢生コンクリート(きんなま)和田孝がいる。彼が提案するとなぜかわからないが決まるのだ。営業マンなら誰もが憧れる金生和田孝から届いた「ちなみにきょーのDrytechです」レポート。
製造:金沢生コンクリート、施工その他詳細不明(某公共案件)。
突撃!お料理隊長が金沢で広げるDrytech
瀟洒な打ち放しコンクリート建築の外構舗装に採用された透水性コンクリート《ドライテック》。
あまり施工実績記事には登場しないものの、実は石川県金沢地区ではかなり頻繁にドライテックの施工実績が伸びている。
いずれも、公共事業。
その立役者、「突撃お料理隊長」こと、金沢生コン和田さんは、近隣行政に強い影響力を持つスーパー営業マン。
(和田さんのFacebook投稿「突撃お料理隊長シリーズ」は凄まじい人気を博している)
これまでも、スラモル(流動性埋戻し材)などの同地区における普及に実力を発揮してきた。
ただ、いずれも公共性の高い案件ということ、そして、ご当地でも有数の影響力を誇る企業グループ、ということもあり、厳格な情報統制が敷かれる。
僕のようにチャラチャラに出た案件を公共の電波に流せない背景がある笑。
⚫︎参考記事: 「きんなまの和田が提案すれば絶対決まる」 透水・金沢・石川・園路
北陸最大の都市金沢のインフラを守る金生(きんなま)とは?
https://www.kin-nama.co.jp/publics/index/22/
品質管理責任者 6名
コンクリート診断士 3名
コンクリート主任技士 7名
コンクリート技士 2名
一級土木施工管理技士 1名
特定化学物質等作業主任者 3名
車両系建設機械技能講習 8名
まず、注目すべきはコンクリート主任技士7名。
生コンクリート実務で最も難関と言われる資格の1、コンクリート主任技士を単独工場で7名も擁する工場を僕は他に知らない。
そんな企業風土は僕が診断士や施工管理技士などの受験をする際に大いに刺激になった。
名実ともに金沢地区生コンのリーディングカンパニーだ。
そして、取得資格ごときに溺れない。
彼らは常にSomething Newに果敢に挑戦する。
https://www.kin-nama.co.jp/publics/index/18/
流動性埋戻し材「スラモル」を北陸で広げたのは金沢生コンだ。
「生コン工場といえば、生コンを練ってりゃいい」
というともすると関係者を思考停止に陥らせる業界の因習にあって、リーディングカンパニー金生は止まらない。
職員の方々はいずれも生コン製造・出荷に関わる実務に配置されている。
専門で何か新規性の高い技術やプロダクトの販売促進に携わっているなんて人は皆無だ。
誰もが生コン実務のどこかに配属されている。
それも、もう何年も前からジョブローテーションが敷かれ、全ての職員は全ての業務を知悉している。
ある日、突然誰かが欠席したとしても、何もなかったかのように生コン業務は淀みなく進む。
大きく育つ樹木の土壌にはそれなりの理由がある。
「儲かりそうだからやってみよう」
ドライテックも流動性埋戻し材も、あるいは残コン再生コンクリートも。
いずれも見た目は華やかで「儲かりそう」。
でも、その事業が実際に根付く工場とそうではない工場。
現在金沢生コンクリートは長期の休業に入っている。
大掛かりなプラントリニューアルの只中だそうだ。
本年1月19日に完成するという。
これからの金沢生コンの躍進が楽しみだ。
金生をはじめ数ある実力は生コン工場は人知れず舗装の常識を変えている。
同社の実力がもっともっと世に認知されることを祈る。
生コンがもっと身近になることで、世界がより良くなることを知っているから。
宮本充也