2018/11/27
「ECで生コン? MonotaROで透水性コンクリート」

大手EC「現場のネットストア」MonotaROの皆さんもご参加いただいた透水性コンクリートの施工見学会(宝ヶ池建材)。ECで生コンを売る。前代未聞のこの取り組みが動き出す。
ECで生コン? MonotaROで透水性コンクリート
おなじみ、「生こんにちは」で始まる生コンセミナー&見学会。今回は京都は宝ヶ池建材さんを会場に。EC大手MonotaROの皆さんもご参加。
荷下ろし前の点検方法について熱心に耳を傾ける。
写真からもわかるように、夕方16時30分からの施工は土間コンクリートじゃ考えられない。
17時前には完成。土間コンクリートなら今頃水引き待ちでぼけっとしてるところ。とにかく、①スピード ②水勾配(排水) がポイントの透水性コンクリート。
ECサイトで生コンは売れるのか?
ようやくこのテーマで本腰を入れることができる。
EC(E Commerce)における生コン販売。
ふつうに考えたら「無理」な生コンをECで売るということ。
色々無理な理由が思い浮かぶだろう。
専門家であればあるほど。
それはむり。
大変なことになりますよ。
いろいろなしがらみ。
生コンだけは無理。
鬼ヶ島生コン産業に、MonotaROとの挑戦。
MonotaROといえば言わずと知れた大手ECサイト。
特徴はB to B製品の取り扱い。
これまで法人間取引が基本だった業界の流動性を高める。
在庫に苦しむ流通店の悩みを解消する。
これまでどこでかったらいいのかわからなかったB to B製品(工具や建設資機材など)をもっと身近に。
それが特徴のMonotaROの方々にご参加いただいた記念すべき見学会。
一物二価はダメ。全国供給が基本
確かに生コンは難しい。
それぞれの地域に組織されている生コン組合。
その土地で取り扱う権利を有する指定代理店。
非常に閉鎖的な流通構造が200以上の地域で展開されている。
そこに、一物一価(一つの製品に一つの価格)の生コン価格を設定することは不可能。
でも、不可能として動かないのは嫌だ。
なにかヒントなり面白い展開があるのではないだろうか。
そんなきっかけからのご縁だった。
生コンがECで売れる時代なんてなんかわくわくしないだろうか。
ワンクリックで生コンが届くなんて冗談みたいで面白い。
透水性コンクリートなら全国統一価格での供給が可能
生コンがきっかけとはなったが動き出したこのプロジェクト。
透水性コンクリートをECでとりあつかっていただく。
ワンクリックで地面が水を吸い込む。
ワンクリックで地面が平らになる。
ワンクリックで草むしりから解放される。
ワンクリックで路面凍結から解放される。
ワンクリックで・・・・。
今や供給実績のある工場は200を超えた。
これは、3000と言われる全国生コン工場の6〜7%に及ぶ。
決して特殊なものじゃない。
鉛筆とか消しゴム。
スマホやテレビ。
それと同じくらいどの生コン工場でも簡単に取り扱えるのが透水性コンクリート。
ただ、知られていないだけ。
33ヶ月に達する情報発信がMonotaROとの協業に挑もうとしている。
情報発信力ではずば抜けた存在。
EC大手との協業。
いよいよ「日本の地面を変える」「老木がまだ若木だった頃の地面」が現実のものとなる。
この時代、情報発信はないがしろにできない。
知られていないことは存在していないのと同じ。
さあ、鬼ヶ島へ鬼退治に。
流動性が高まる生コン業界。
世間の衆目を浴びる生コン業界。
その光は影を消し去ってしまえ。
生コンでいいこと。
宮本充也