2021/01/28
【三重】「プロダクトとしてのhomecourtは完成する」ストリートバスケブランド《ballaholic》との協業 #20

ballaholicメンバー自身らの手によるhomecourtはいよいよ3日目ドライテック施工に入る。70m2超の面積を2スパンに区分けして午後から打設開始。随所にその施工上のコツが見られる。homecourtはいよいよ走り始めた。
いよいよドライテック打設開始!
ドライテック(透水性コンクリート)施工上のアドバンテージは、ワイヤーメッシュが配筋されていないため、生コン車が路盤上から直接荷下ろしできる、他を説明した動画。
材料を路盤上の生コン車から直接荷下ろしできるということは一輪車による小運搬の作業員が全員施工に配置されることになるので施工が合理的になるということを解説する動画。
ドライテック(透水性コンクリート)ならスランプが0cmなので施工の最中に型枠をバラすことができ、次のスパンの型枠も施工中に設置できるほど簡易なもので十分だということがわかる動画。
施工スパンを2区画以上に分ける場合、型枠を撤去した角部(ピン角)はもろく崩れやすいため型枠に用いていたぬき板(厚み20mm)などで養生・保護と兼ねて余盛(よもり)高さの目安とする動画。
施工スパン1区画目の施工が完了、直ちに型枠をばらすことができるのはドライテックの特徴。
2区画目の型枠も慣れた手つきで5分で設置完了。
施工After。
2区画およそ70m2超のhomecourt舗装はballaholicメンバー自身らの手で半日で完成。
1日150m2(3on3のコート面積は165m2)程度の施工に関しては十分手応えを感じたはずだ。
現場から戻ってもホテルのラウンジで反省点を共有するミーティング。
ballaholicの皆さんは全員目的を理解し主体的に意見を出し合っていた。
会社組織としても参考になる部分がとても多い。
施工指導という名目で松阪牛を食べに来たまさつぐ。
みんなが来るまで焼き肉はお預けということでしょんぼりしているまさつぐ。
さらに、後2日続く、ballaholicのhomecourtモニター施工。
1週間限定でSNSによるhomecourtモニター施工募集になんと20件以上もの問い合わせが寄せられた。
そのうち4件は年度内に完成を予定している。
その体験を通して、homecourt施工を完全に標準化・可視化することを小野田さんは狙っている。
「僕たちは施工者では無いから逆立ちしたってプロよりも上手くなることは不可能。でも、バスケットコートに限って言えば施工上の注意点をきちんと理解し合理的な人員配置を期待することができるはず。そして、人に伝えられる形になりさえすれば、プロダクトとしてのhomecourtは完成するはずだ」
会社経営者としても、とても参考になる部分が多い小野田さんの目的意識は商売を超え、バスケという文化を育む活動だ。
いよいよ離陸したアパレルブランドのリリースする家庭用バスケコートパッケージhomecourt。
材料のサプライヤーとして離陸したばかりの彼らがなるべくストレスなくプロセスを標準化できるよう引き続きサポートしていきたい。
小野田さんは語る。
「アプリを開発して日本中どこに行けばコートがあって、すぐに遊べる仲間を見つけられるようにしたい。そんな世界を作るためには、そのインフラとしてのバスケットコートを自分たちの手で創造する必要がある」
数年後、バスケットコートがいろんな街角で当たり前に見られることを夢見ている。
そして、その地面はプレイする人々と自然が調和するマテリアル。
バスケという文化が続く限り、ドライテックもその足元を支えられるよう努力していきたい。
homecourtはいよいよ走り始めた。
https://www.outnumber.jp/page-homecourt.php
宮本充也