2020/11/23
《未来経営塾》「祝《LOVOT》《ドライテック》GD賞金賞はなんとW受賞!生み出した学舎と安本先生について」

「どんなに時間がかかっても自前の流通を作りなさい」(安本隆晴先生)。僕の経営者としての原点と言っていい、未来経営塾は限定10期で開催される安本先生が塾長を務める経営者塾。現在7期が進行中の学舎からなんとGD賞金賞が3社も選出。経営管理者の人には知って欲しい。未来経営塾の魅力について。
【LOVOT】【ドライテック】GD賞金賞W受賞
<受賞商品>
家族型ロボット LOVOT[らぼっと]
<受賞企業>
GROOVE X株式会社(未来経営塾 第4期生)
<審査員評価コメント>
家事などの具体的な機能をもたせるのではなく、あくまで「家族」として、ただそこにいてほしい存在を目指したロボットである。部屋の中をうろうろと動き回る振る舞いのデザイン、あえて非言語で呼びかけてくる声のデザイン、愛くるしく見つめてくる眼差しのデザインなどが、どれも非常に丁寧に考え抜かれ、またセンサやアクチュエータといった最先端のテクノロジーを駆使しながら実現されている。世界的にも孤独や新型コロナによる精神的なストレスなどが問題化しつつある中で、社会的にも意義のあるプロダクトである。
<受賞商品>
外構舗装仕上材 [ドライテック]
<受賞企業>
株式会社フッコー(未来経営塾 第3期生)
有限会社長岡生コンクリート(未来経営塾 第1期生)
<審査員評価コメント>
この透水性コンクリートは、豪雨よる水害やヒートアイランド現象に悩まされる環境を改善する舗装材として大いに期待出来るものである。優れた透水性で雨水を地中へ浸透させる事を可能とし、従来の透水性コンクリートに増した高い耐久性・耐候性を実現したことを高く評価する。地面が雨水を吸収し循環させる自然に近い状態を作ることで、豪雨の際にかかる排水設備への負担を軽減するだけではなく、都市部の気温上昇や地下水枯渇の抑制に貢献する解決策としても期待ができるものである。
LOVOTとW受賞の透水性コンクリートドライテックも未来経営塾出身。
「ドラマ《カネ恋》(お金の切れ目は恋の始まり)でヒロインの松岡茉優が可愛がってたロボットペット」
といえばわかってもらえるだろうか。
僕は観てないからわからんが、未来経営塾で交流のあった林要さんの会社GrooveXのプロダクトがLOVOT。
林さんはソフトバンクのロボット《ペッパー君》の開発にも携わったエンジニア出身の経営者。
とにかく可愛い、愛されるをテーマとして数年にわたって開発され、今年ようやくそのお披露目となった。
そのプロダクトには市場から100億円の出資があったと聞いている。
ペッパー開発者が鳴り物入りで新しいコンセプトのロボットを開発する!
そんな時の人林要の「未来経営塾の先輩」がこの僕宮本充也である。
後輩が市場から100億もの巨費を集め、未来経営塾で学び、そして、この度そのプロダクトLOVOTがGD賞金賞を獲得した。
素晴らしい。
気に入った。
後輩の快挙はこの僕の地位や名声を高めることとなるからだ笑。
冗談はさておき、皆さんも既にご存知のように(しつこくアピり続けてたし)、生コンポータルのキラーコンテンツ《ドライテック》もGD賞金賞を同時に受賞し、しかも僕は未来経営塾1期生。
未来経営塾とはユニクロやアスクルの上場を支援しそれからも経営コンサルとして同社らをはじめ名だたる一流企業の経営をサポートし続けている安本隆晴先生が塾長を務める経営者塾。
ここでは、未来経営塾と僕の関わりについてW受賞の記念に紹介したいと思う。
「どんなに時間がかかっても自前の流通を作りなさい」
僕と安本先生との繋がりは、未来経営塾が始まる前に遡る。
もう、10年以上も前のことだ。
当時今のような形式をとっておらず、安本先生が個人的に繋がりのある若手経営者向けに私塾という形で運営されていた。
ある回の課題。
「3年で売り上げを100倍にする経営計画を書いてこい」
というのがあった。
とても無茶な課題だなあと思いながらも真面目に考えて当時既に取り組んでいたドライテック(または残コン再生プロダクト)をどのようにヒットさせるかを考えた。
「大手商社に販売権を全面的に委ね、彼らの販路を利用して売り上げ100倍を目指します」
要約すると上記のような内容のレポートを書いてプレゼンをしていた時、突然先生が気色ばんだ。
「そんなの絶対にやめろ。宮本君の価値はどこで発揮されるんだ。売れ始めたら、『お疲れ様でした』って追い出されちゃうぞそんなの。ビジネスはそんなに甘くない。どんなに時間がかかっても自前の流通を作りなさい」
現在、透水性コンクリートは全国430もの生コン製造者に支えられて全国各地で流通している。
10年以上前、その販売に苦しんでいた時に安本先生から言われた一言が原動力だ。
その後も、未来経営塾に名前を変えて今では7期を迎えている。
未来経営塾には、林要さんだけじゃない。
とても素晴らしい才能が大勢寄り添って学んでいる。
生コンポータルで関係するところだけでも、フッコー杉山成明さん(ドライテックのキーバインダー製造)、セメント新聞猪熊夏子さん、現役7期では現在エクスショップの加島雅子さん(代表取締役)が参加している。
いずれも、それぞれの分野ではトップランナーの経営管理者だ。
あと、3期(8〜10期)で終わってしまう未来経営塾だが、先生の塾に寄せる想いは大きい。
日本経済を再生させることのできる大志を持った若き経営者を育成する。
既に上場した会社や、現在上場準備中の会社も少なくない。
1期10社程度限定で開催される経営者塾。
僕が愛してやまない未来経営塾。
ドライテックだけじゃない。
今回のGD賞金賞にはなんと後輩君が作ったLOVOTまで受賞した。
これに奢らず。
誇りを持って、胸を張り、これからも命をかけて世に送り出す製品、ドライテックの普及に邁進していきたいと思う。
大地を削らない、汚さない、蓋しないコンクリート。
未来経営塾での学びを大切に。
自前の流通をさらに広げ。
経済発展と環境再生に邁進していきたい。
宮本充也