2019/12/12
【静岡】「まだワイヤーメッシュ敷いてるの?」pp短繊維散布工法

両脇のコンクリートは一週間前に打設した普通のワイヤーメッシュを使った土間コン。ワイヤーメッシュを敷かなくて良いのは楽だったが、均しの時に繊維が出て来るのが多少気になった。刷毛引き仕上げでしたが、特に問題なく完成(富士西麓ガーデン)。
製造:長岡さくら工場、施工:富士宮の富士西麓ガーデン
まだワイヤーメッシュ敷いてるの?
こちら、pp短繊維散布工法の施工現場。
見ての通りワイヤーメッシュは敷かれていない。
事前工をカットできるため、後期を短縮できる。
人手もかからない。
そのまま生コン打設開始。
種まきみたいだが、撒いているのはpp短繊維(バルチップ)。
敷設後唯一この作業が発生する。
木川さん(代表)によれば「思ったよりたくさんだった」という。
慣れるまでは少し時間がかかるのかもしれない。
単品具することで写真のように表面の短繊維は沈み込む(20mm〜30mm)。
それらネットワーク状のpp短繊維の構造がひび割れ抑制効果を生み出す。
多少繊維が出てくるとのことだが、丁寧に抑えることで表面は平滑に。
もしも硬化後に繊維が突き出てしまっていたらバーナーで焼けば溶けて消えてしまう。
ハケ引き仕上げで終了。
見た目普通の土間コンとまるで遜色はない。
気になるお値段と性能は??
お値段は、安い。
持ち運びは、楽。
写真にも出ていた袋を2tダンプの助手席にでも放っておけばいい。
メッシュのように服に絡みつくこともない。
静電気も起きない。
性能は折り紙付き。
https://www.nr-mix.co.jp/new_nama/blog/pp2.html
なんと東洋大学の先生からpp短繊維散布工法のエビデンスが論文として発表されている。
ワイヤーメッシュにこんなエビデンスあったっけ?
土間コンクリートの常識は確実に変わる。
大変な思いをして高いワイヤーメッシュを買う必要はなくなってしまうのだ。
pp短繊維を撒くだけ。
そんな時代の到来は富士西麓ガーデンとともにやってきた。
生コンでいいこと。
宮本充也