2021/05/15
【滋賀】「全国各地の生コン製造者らとの草の根の連携は広がってきた」京都福田・MAX

滋賀県草津市。当初は駐車場だけの予定が裏のちょっと広くなった所で子供が遊ぶ為平らにしたい、雑草対策をしたい、という意向があり、追加で家の周り全部となった。
製造:京都福田(担当:山城修二)、施工:MAX(担当:西川秦輔、50m2、100mm厚、5名、3時間30分、タイムラプスあり)
結局家の周り全部
施工Before。
当初は駐車場だけ、という計画だった。
その後施主から、
「子供が遊ぶところは平らにしたい」
「犬走の雑草対策をしてほしい」
という希望が寄せられ、結局家周り全部をドライテックで施工することになる。
なんと今回も滋賀だというのに京都から京都福田の生コン車に乗ってドライテックはやってきた。
地元組合工場らの目もあるため、「(通常の)生コンではありませんよ」アピールでドライテックの旗をわざわざ用意する山城修二の周到ぶりは目を見張るものがある。
にしても、京都だけあって生コン車のカラーチョイスが渋い。
施工After。
結局家周り全部をドライテックで舗装することになって、総面積50m2は5名の作業班で3時間30分で完成。
この面積を3時間半(半日にもならない)で終わらせる。
従来誰もが知る土間コンでは絶対にあり得ないこと。
それが、いよいよここ滋賀県でも見出され始めている。
北九州もそうだけど、ご当地の生コン製造者の協力が取り付けられるのが理想だ。
生コン業界はどうしても新しいトレンドに対して即応というわけにはいかない。
それでも、本日に至るまで、地道な情報発信をはじめとするルーティーンを何度も何度も繰り返してきたことにより、全国各地の生コン製造者らとの草の根の連携は広がってきた。
その総数は今年度いよいよ600の大台に達しようとしている。
全国生コン製造者総数のおよそ20%。
ニハチの法則なんて言葉があるけれど、僕はずいぶん前からこの数字にこだわっている。
全体の二割にとって当たり前になることは、全体に共有される閾値を意味するのだと。
本当は滋賀県内や北九州エリアの生コン製造者、あるいは広島県の一部エリアの生コン製造者にも「地球に蓋しない」ポーラスコンクリート舗装の製造に積極的になってもらいたいとは思う。
ただ、僕もそうだが、外から働きかけられて動くのはやっぱり違う。
内側からその必要性を理解した上での行動でなければ意味がない。
だから、僕たちはひたすら僕たちにできることを淡々と粛々と続けるより他ない。
あと数年もすれば、21−8−25(N)と同様に、ドライテック、と表示された伝票に現場でサインされる日がやってくる。
そう信じている。
それは、ドライテックをはじめた当初(16年前)という過去を振り返ることで未来への確信となるのだ。
今回のお施主さんの希望がその未来を写している。
地球に蓋をする土間コンクリートではダメなのだ。
水勾配で平らではなくなってしまう。
地球に蓋しないけど砂利敷でもダメ。
草が繁茂してしまい、夏となれば毎週のように雑草と格闘することになる。
(いよいよ雑草のシーズンになって参りましたね)
地球に蓋しない。
誰もが、蓋されるのは嫌がるはず。
水も流通する。
空気も流通する。
その上、中性化と言って、ドライテックは早期にCO2を固定化することも分かっている。
2050年カーボンオフセットに向けて視界良好。
自分のできることに集中していれば、周り(世界の景色)はいつの間にか激変してしまうことを僕たちは知っている。
宮本充也