2017/02/14
「リピーターを死ぬほど大切にする」 不陸・水たまり・カラー

初対面の人に気を遣わない人がいたらうらやましい。
相手がどんな人なのかわからない状態だから、
いろいろと気を遣うのが普通の在り方だと思う。
・ものすごく心配性
・暑がり
・神経質
という人物であるということが分からないまま、
・不用意に不安にさせる発現を繰り返す
・クーラーの設定温度を高めに設定してしまう
・気に障る行動を繰り返す
などすれば、円滑な人間関係は望むべくもない。
人によって態度をころころ変えることはよくないことだけれど、
やはり相手がどんな人物かがおおむねわかるまでは、
ある程度配慮にとんだ姿勢が求められるだろう。
ビジネスに置き換えると、
・既存顧客 リピーター
・新規顧客 一見さん
と言い換えることができると思う。
写真の透水性コンクリートの現場はいわゆる、
リピーターさんからのお問い合わせによって成約した現場。
設計事務所→杉橋設計
元請け→駿豆建設
いずれも、長年この土地でご厄介になっているお客様。
「ドライテックよろしく」
みたいな感じでご注文を頂くまでになっている。
エントランスの部分を7㎡施工するのに、
「普通の生コンを注文するように」
1㎥ご注文いただき、工事は山勝建設さんがご担当された。
色はトップコートをこれまたご自身で施工されて完成。
採用の理由はもちろん、
・水たまりができないし、
・不陸(でこぼこ)を気にすることがない
という簡便さから。
本当に本当にありがたいことだ。
初心に戻ると、これは実に奇跡的な話だと思う。
12年前、ドライテックを営業したてのころ。
だれも、ドライテックのなんたるかをご存じない状態。
つまり、0~10までいちいちこちらでご説明しなけりゃならない。
どんな製品で、どんなところが特長的で、どのように使うか。
文字通り、すべてだ。
12年繰り返しているとリピーターさんが徐々に生まれ、
今回の現場のように普通のありふれた景色のように当たり前に施工される。
努力の集積は実に大きなものである。
これを、供給者である僕たちの目線から考えると、
・リピーター コミュニケーションコストが0
・新規取引 コミュニケーションコスト→訪問するための交通費・人件費(時間単価)・消耗品費(カタログ他)
いかに大きな差があるかがこの通りわかると思う。
新規顧客へのプロモーションはよく聞く。
「初めてご来店には○○%お値引き!」
みたいなあれ。
ただ、上記を眺めるに本来最も大切にすべきはリピーターであることは明白。
リピーターを死ぬほど大切にする。
僕たちはそんな文脈から販促品の予算を配分している。
生コンに限って言うと組合があったりなんだりで、
「基本新規顧客は0」
というのが前提になっている。
だから、新規へのプロモーションはあまり意味がない。
それよりも、既存の普段お取引しているお客様に、
ぶっちぎりに幸福になっていただく。
これが求められる姿勢。
僕たちは毎日毎日お取引させていただいているリピーター様に、
地元伊豆の国市の施設でご利用いただけるチケット(ランチ他)をお配りしている。
どこで何をしていても、
やっぱり地元で普段から購入いただけるお客様に、
僕たちは生かされている。
生コン業の本質だと思う。
地元のお客様に地元でハッピーになっていただけるように、
その本質を忘れず地元以外の新規技術にアンテナを高くしたいと思う。
リピーターの皆様の普段のご厚意に常に感謝を持ち続けていたいと思う。