2020/02/04
【千葉】「予定されている本番で失敗しないために」構内土間舗装

生コンセミナー参加者の平林建設にて今回自宅で練習を兼ねての透水性コンクリートの施工。「予定されている本番で失敗しないために」。試しにチャレンジしたベニア施工「施工している人からは見えないけど別の角度から見るとわかる」ベニアの痕。施工はさらに進化する
製造:鴨川生コン、施工:平林建設(27m2、100mm厚、4人、1時間、見学者山崎組庭コン登録)
人知れず舞台裏のプロの努力
施工Before。
予定されている本番(工場構内舗装)に備えた試験施工を兼ねて平林社長のご自宅のお庭の舗装整備を行う。
今回初めて透水性コンクリートの製造に協力くださった地元鴨川生コン。
納品前に大型車の進入が可能かどうかを確認いただいたり、現場に立ち会い熱心に動画を撮影いただいたり非常に熱心にご協力いただいた。
「また、次の機会もあったらぜひ」
ありがとうございます。
施工開始。
今回はプレートコンパクタの荷重が分散してかかり凹凸ができづらいベニヤ工法を採用。
初心者でも比較的導入しやすい施工法をプロの面々が敢えて経験。
施工者の方々は施工中わからないのだが、別の角度から見るとベニアのあと(線)が見える。
こうした経験を踏まえて仕上げ性能はさらに進化する。
施工After。
見事な出来栄え。
プロはプロらしく舞台裏で努力している
平林社長が率いる大多喜町名うての建設業平林建設。
社長の進取の気質は組織やオフィスの随所に見て取れる。
とにかく新しいことを!
「でも、口で言うほど簡単なことでもないけどね。これまでもいろいろ苦労して来た」
と笑いながら話す平林社長。
僕も透水性コンクリート15年の歴史を振り返ってその一端に共感を寄せている。
「新しいことに取り組みましょう」
言葉にするととても当たり前のようだが、実際建設産業という安心・安全が求められる現場で言うは易し行うは難し。
それでも、次から次へと果敢に挑戦する平林建設。
都内で開催されたセミナーに社長自らお一人でいらしてからのご縁。
そして、透水性コンクリートの文脈にご理解いただき今後の案件へ積極的に導入を企図している。
そして、今回の事前準備施工。
ご自身のお庭の舗装なら誰にも迷惑をかけない。
そんな気持ちで人知れず努力を惜しまない。
舞台裏の努力に触れることができるのも僕たちの特権だ。
発注者やお施主さんに喜んでもらえるように。
たとえDIYが可能な施工性だといって鵜呑みにせずにまずはやってみる。
そんな建設会社は全国各地に誇りをもって操業しているはずだ。
そんな人たちと一緒に。
僕たちも現場に喜びを届けられるよう努力を継続していきたい。
宮本充也