2020/02/05
「不意の施工不良(骨材飛散・剥がれ)も大丈夫?!」透水性コンクリート専用補修材【リペアマン】

骨材飛散箇所の補修。飛散部分をブローアで掃除後プライマー噴霧。補修用1505号を製造し補修箇所に敷き均したあと噴霧器でリペアマン噴霧(リペアマン噴霧タイプ)。
リペアマン噴霧タイプで不意の施工不良だって安心
骨材飛散箇所の様子。
ドライアウト
簡単施工。
DIYだってできる。
そんな透水性コンクリートだって「施工不良が起きない」ってわけじゃない。
今回紹介する施工不良(と補修方法)はドライアウト。
夏場あるいは乾燥した状態で長時間転圧(締め固め)せずに放置した場合ペーストに含まれている水分が蒸散してしまう。
そうなるとお手上げ。
白く乾いたような状態になった材料はいくらプレートコンパクタで転圧しても付着しない。
つまり、飛散・剥がれといった現象が発生してしまう。
もちろん機能上(透水性または駐車場としての安全性)は問題ないものの小石がぽろぽろと剥がれていて削れていく様は問題となる。
(逆に施工時適切なタイミングでプレート転圧さえしていればこうした現象は避けることができる)
リペアマン(透水性コンクリート専用補修材)による補修
欠損した箇所に最初にプライマーを塗布する。
この薬剤はこの上に擦り付ける材料との付着を強める役割を果たす。
続いて補修用透水性コンクリート(1505砕石使用)を製造する。
擦り付ける。
これで剥がれた場所は埋められ修復される。
そして仕上げはリペアマン(製造元:渋谷建材)。
材料を噴霧して完成。
超速硬・高強度補修材リペアマンを噴霧しておくことでその後の骨材飛散は防止される。
永久にぽろぽろ取れ続けるってことはありません!
よく不安の声が寄せられる、
「小石がぽろぽろとれて最後にはなくなっちゃう?」
という不安はご安心を。
それはきっとアスファルトの小石がぽろぽろ取れるイメージを重ねたもの。
アスファルトの骨材飛散と透水性コンクリートのそれとでは意味が違う。
アスファルトは石油製品で結合されている。
言ってみればプラスチックやゴムで石と石が付着している。
「プラスチックや輪ゴムって10年20年経つとどうなる?」
これが、アスファルトの真実だ。
一方コンクリートはSiガラスの仲間。
「西日で30年で溶けちゃった窓ガラスって聞いたことある?」
これで皆さん納得してもらえる。
コンクリートの耐久性はアスファルトの比ではない。
だから、一旦適切に小石と小石が付着すればそれはもう永遠の絆。
年月が経ってポロってことはありえない。
だから、施工時に適切にプレート転圧で仕上げておけば大丈夫。
そして、仮に施工ミスをしてしまった場合でも。
リペアマンでの補修が可能。
「不意の施工不良も大丈夫!!」
宮本充也