2020/02/08
【愛媛】「施主の希望に親身に応える施工者・製造者」駐車場、初施工

愛媛県新居浜市。業者さんの依頼で地元生コン屋さん(大和生コン)が生コンポータルで調べてお施主様の希望に届く。水勾配が設定できず、排水設備(側溝・排水溝)が設置できないため採用。施工をされた村瀬リフォームサービス「これを機にまた採用していきたい」。
製造:大和生コン西条工場、施工:村瀬リフォームサービス(90m2、100mm厚、6名、3時間30分)
お施主さんの希望はいろんな手を尽くして応えるのがプロの仕事
今回初めて製造にお取り組みいただいた大和生コン西条工場。
「お客さんから透水性コンクリートを希望されたのだけど」
ITの時代とはいえいつの時代もやっぱり疑問や問題に直面したら「顔の見える」身近な友人や取引先に尋ねる。
どこまで行ってもこれが本質なのだと思う。
中には不届きなプロもいる。
「仕入れできないのでできません」
施主の希望に一刀両断。
ろくすっぽ調べもせずに、「聞いたことない=怪しい」と思考停止に陥っている施工者や製造者。
透水性コンクリートの歴史はそんな閉鎖的な産業構造との闘争の歴史だったとも言える。
ITの力で社会一般に情報を訴求することができた。
これまで産業構造が理由で届かず埋もれていた付加価値としての透水性コンクリートが適正に知られるチャンスが生まれた。
顔を見たことのない会社が運営している生コンポータルに連絡するのはさぞストレスがあることだろう。
そして寄せられる1つ1つのお施主さんからの問い合わせ。
それらはきっと氷山の一角なんだと思う。
僕たちが知らないところで、どこかの地域のお施主さんの希望は産業構造に阻まれかなわない。
そんな不幸をなくすために。
今後も、社会一般、そして産業構造全体(施工者と製造者の群)にしつこく情報発信を続けていきたい。
今回のように、きちんと施主の希望に向き合う施工者や製造者にこの価値を届け、喜びを届けるために。
施主の希望にきちんと応えられる製造者(大和生コン)が運んだ透水性コンクリート。
それを、こちらも何事にも前向きに取り組む施工者(村瀬リフォームサービス)が施工する。
初めての施工とは思えない見事な仕上がり。
事前にHPなどで施工方法をきちんと予習していたそうだ。
きちんとしたプロなら最初から素晴らしい製造・施工ができる。
施主(社会一般)の求めに応じることができる。
施工After。
90m2の希望でも半日で完成させてしまった。
「これを機にまた採用していきたい」
こうした声を聴くと本当に嬉しい。
先日も千葉で初めて製造協力いただいた生コン工場に「またありましたらぜひ!」と声をかけてもらった。
1日1日、1件とか2件、そこに携わる製造者と施工者。
その集積は短期間では小さなものかもしれない。
けれど、これまで15年。
そして、これから10年20年。
しつこくしつこくひたすらひたすら情報発信と納品を繰り返すことでぞの集積は巨大な産業構造を構築することになるはずだ。
いつしか、土間コンといえば水通してあたりまえ。
そんな世界がやってくる。
だから、僕たちは今できることにひたすら集中している。
宮本充也