2020/02/14
「ぬかるみをなんとかしたい」ぬかるみ改質材【ウメタロウ】について

透水性コンクリートに寄せられるいくつもの相談の中でも頻度の高いのが「草取りから解放されたい」に並んで「ぬかるみをなんとかしたい」。建設現場でも雨上がりにぬかるんだ地盤で作業が難航すること結構あるある。ぬかるみ改質材「ウメタロウ」登場。
「さっと撒くだけ」ウメタロウでぬかるみ解消
こちらは建設現場で用いられているウメタロウの様子。
これまでこうした大規模な建設現場に納品されてきたウメタロウ(ぬかるみ改質材)。
今後DIY×生コンのトレンドを受けてより小規模な物件への販売がスタートすることになる。
ウメタロウを撒くだけで地盤の水分は一気にからからに乾いてしまう。
直前迄雨が降ってたなんてまるでわからない砂漠のような乾燥っぷりだ。
雨上がりの園芸や日曜大工の前にさっと一振り
舗装をしていなければ雨が降るとぬかるみになる。
これまで常に建設現場目線で物事を考えてきたので至らなかった。
実はこのウメタロウ。
「一番役に立つ分野は一般家庭なのではないか?」
メーカーの陽光物産の石井社長と会話していてはたと気づいた。
業界では「パン」と呼ばれるこの細粒分。
ドライモルタルの製造工場で乾燥・分級のプロセスで発生するこれこそが「ウメタロウ」の主原料。
⚫︎絶対乾燥状態
⚫︎比表面積
この2つの性能が高含水の軟弱地盤をあっという間に乾燥状態に改質してしまう。
しかも、原料のパンは副産物であり用途が限定されているため安価に提供される。
先々では、ブルーシートや土嚢袋のように身近な製品として流通する可能性を感じている。
なにせ、ぬかるみが瞬時に解消されてしまうのだから。
「雨上がりすぐに庭いじり(DIY)が楽しめる」
透水性コンクリートに寄せられるニーズを考えてみれば、このウメタロウの潜在性は相当なものだと知れる。
宮本充也