2020/04/09
【東京】「勾配をつけたくない」「水たまりができない様に」「排水が確保できない」透水性夫(とうすいさがお)の初陣

東京都西東京。「勾配をつけたくない」「水たまりができない様に」「排水が確保できない」などの理由で設計段階から採用された案件。
製造:都屋建材、施工:透水性夫他(43.7m2、100mm厚、4名、2時間30分)
透水性夫(とうすいさがお)の施工デビュー戦!
今回の現場は映画「透水宣言」の主演透水性夫(とうすいさがお)を演じる現役舞台俳優・菅野貴夫さんの透水性コンクリート初施工となった。
施工Before。
新築物件の外構工事。
設計事務所の提案で図面に透水性コンクリート・ドライテックが仕様としてスペックされていた。
透水性夫登場!
写真は材料の性状確認をしているところ。
ペーストが適度である場合写真上のように骨材と骨材の間の隙間(空隙)がきちんと確保される。
さらに排出した後もペーストがまばらに付着している様子をきちんと確認する。
施工開始。
透水性夫の活躍する(一輪車による材料搬入)姿も。
施工After。
透水性夫の初陣はこうして見事な仕上がりで完了した。
映画「透水宣言」がハリウッドで放映された暁にはこちらの物件のお施主さんは自慢ができる。
「あの、菅野貴夫さんに施工してもらったんだよ!」
マニュアル動画の主演とはいえコンクリートは初心者
生コンポータルでは透水性コンクリートのDIYを押している。
なぜか?
それは、新しいものを受け付けようとしない施工者の群に苦しんできた経緯があったからだ。
施主は、「草が生えない」「水はけがいい」「平にできる」という性能を希望する。
ただ、一方の施工者は「新しいものはできません」「取引がないのでできません」とろくに調べもせずにすぐに断る。
透水性コンクリートという価値が市場と顧客に届かない最初のボトルネックは、
⚫︎生コン製造者
だった。
この15年間必死で全国各地の生コン製造者を口説いてきた。
そして、次のボトルネックが、
⚫︎施工者
彼らが「透水性コンクリートの施工は簡単だという事実」を理解してくれない限り普及は覚束ない。
であれば、「DIYができる」を前面に打ち出すことで「素人でも施工するのにやらないの?」と多少挑発的な発信が効果的なんではないか?
一昨年から見学会を強化し、さらに「初心者の女性でも施工できる」などのような動画を前面に打ち出すようにしはじめた。
そして、動画マニュアル「透水宣言」主演俳優の菅野貴夫さんの実際の施工。
マニュアルの主演とはいえコンクリートに関してはまるっきり素人。
そんな貴夫さんが施工できるということは、「プロ施工者なら朝飯前」であることの動かぬ証拠となる。
だから、今後とも副業の範囲で菅野さんにはご協力をいただき動画を通して広く一般に情報発信していきたい。
「勾配をつけたくない」「水たまりができない様に」「排水が確保できない」
駐車場を作る時もしそんな悩みがあったなら。
菅野貴夫さんも施工している透水性コンクリートを選ばない手はない。
宮本充也