2020/04/15
【神奈川】「透水性コンクリート(応用)ができるから、生コン(基礎)もちゃんとできる」物置基礎・エクスショップ

神奈川県横浜市。生コンポータルといえば透水性コンクリートと思われるかもしれないが、「生コン」を謳っているのだからベーシックな生コンでの土間コン施工ももちろん対応。物置ベタ基礎で通常の生コンを採用
製造:東伸コーポレーション、施工:エクスショップ(3.2m2、100mm厚、5時間)
透水性コンクリート(応用)ができるから、生コン(基礎)もちゃんとできる
物置設置のために基礎コンクリート(ベタ基礎)の施工となった。
写真は路盤(100mm)と土間コン(100mm)の合計200mmの厚みを確保するための現地盤のすきとり作業。
すきとり完了。
200mmの厚みを現地で確認。
そこから路盤工となる。
クラッシャランを敷設しプレートで転厚する。
路盤工の後、生コンの厚み100mmを確認し次の工程へ。
ワイヤーメッシュの敷設。
掘削(すきとり)、残土処分、路盤工、ワイヤーメッシュ敷設、土間コンまでを5時間で仕上げた。
このように、応用編(透水性コンクリート)を全国展開している生コンポータルではもちろんのことながら生コンも手配している。
それも、「透水性コンクリートに積極姿勢の生コン工場」300工場のアライアンスがその裏付け。
普通の生コンも、ご当地では名うての生コン屋さん(今回は東伸コーポレーション)からの納品となる。
そのため、普通の生コンによる土間コンだって高品質間違いなし!
【参考】土間コンと異なる透水性コンクリートの施工プロセス
透水性コンクリートDIY施工マニュアル。
全国300の透水性コンクリート供給インフラ
舗装の当たり前を透水性コンクリートへ。
15年の歴史を数える透水性コンクリート普及の経験はそのまま全国の新技術に積極姿勢の生コン屋さんとの出会いを意味する。
1.5時間の壁(JIS A 5308)という鉄のルールがある以上生コンは地域や枠組みを超えた活動はしづらい。
これが、透水性コンクリート普及にあたっての障害となった。
案件発生の都度その発生した土地の生コン屋さんと0から交渉をするのだ。
その蓄積は15年を数え、その協力工場数は300工場。
全国3,200と言われる生コン工場の実に10%と生コンポータルはなんらかの形で関係性を構築しその土地で透水性コンクリートを供給できるインフラが構築されている。
透水性コンクリートという普通の生コン工場にとってはいくぶん風変わりな技術
そんな技術に果敢に取り組んでいる生コン工場。
手前味噌だが、こうした生コン工場はいずれもその土地を代表する顧客に支持される生コン工場と言っていい。
その地域では誰もが名を知るような先進工場。
そんな生コン工場から透水性コンクリートだけでなく「普通の」生コンも届く。
生コンポータルでは今は300の生コン工場を3年以内に1,000工場にまで増やしたいと考えている。
ゴリゴリのBtoB産業からBtoCという新市場を開拓する。
そこにチャンスを見出している。
そのためには、地域や枠組みで埋もれていた生コン工場の情報を広く一般に公開する。
生コン屋さんをみぢかにすることで社会はもっと豊かになる。
生コンを新しい視点で捉え直すことで自然と人が調和する世界を創造する。
大地を削らない、汚さない、蓋しないコンクリート。
そのためにはエクスショップ・ネット小売との協業を通して「生コンをもっとみぢかに」することが求められている。
宮本充也