2020/04/16
【静岡】「《とりあえず、土間コン》思考停止に陥ってませんか?」浄化槽・地下埋設物・撤去・更新・舗装・駐車場

静岡県沼津市。浄化槽の撤去に伴い以前透水性コンクリートで舗装した箇所も撤去したためそれを元に戻す為に今回再施工。「《とりあえず、土間コン》思考停止に陥ってませんか?」。
製造:長岡生コンクリート、施工:荒井建築ホームサービス(15m2、100mm)。
撤去された透水性コンクリートの復旧
施工After(1日経過後)。
施工中の写真を撮り忘れ翌朝担当まさつぐがいそいそと撮影に赴いた。
見れば手前がわアスファルトもカッターが入っていたり、つぎはぎの痕がある。
地下埋設物の更新(今回は浄化槽)に伴い、舗装の撤去・開削、浄化槽の更新、埋め戻し、舗装の復旧の一部として透水性コンクリートも普及となった。
今回施工したのは写真右手側。
左手側はもう10年も前に施工された透水性コンクリート。
当時は「ドライテック」ではなく「ドライウェイ」を名乗っていた。
骨材寸法も現在の20mm(または15mm)ではなく、13mmアンダー(ビリ砂利)を標準としていた。
空隙(隙間)の大きな20mm(または15mm)に比べて目は細かいため、経年による黒カビの繁殖による変色が見られる。
ただ、透水性にはまるで問題がなかったようだ。
地下埋設物の更新に伴う透水性コンクリートの復旧で10年経過した透水性コンクリートの耐久性を実感できる。
透水性コンクリートは10年経っても20年経っても水を通し続け、足元や車両を頑丈に支え続けるのだ。
地下埋設物(浄化槽など)の更新の時こそ検討してみない?
写真は浄化槽(出典:柴垣グリーンテック)。
なんらかの要因でこうした地下埋設物を更新する際に「セットで」再施工されるのが「舗装」。
つまり、土間コンクリート。
居酒屋で最初に飲み物を頼む時、人は思考停止に陥っている。
「とりあえず、生1つ!」
もう、生コンのポンプ打設には「モルタル0.5」みたいに(マニアックか?)、人は居酒屋の席に着いた途端に生ビールを注文するように、地下埋設物の更新の際の舗装や、新築駐車場の整備の際には、
思考停止状態で「土間コンクリート」を選ばされる(というよりも、選択肢がないと考えられている)。
無条件に選んでいる「とりあえず、土間コン」。
一昨日、庭づくりを考えている人必見の「庭ファン」で透水性コンクリート「ドライテック」が紹介されていた!(この模様については別記事でじっくりと紹介予定)。
イノベーションとは既存の常識を疑ってみるところから始まるというではないか。
思考停止に陥って「とりあえず、土間コン」と無意識のうちに選ばされるのではない。
⚫︎水はけが良好になる
⚫︎スリット(水切り)からの雑草に悩む必要もない
⚫︎水勾配(傾斜)もなく真っ平らな舗装
⚫︎車が乗れるから駐車場としても活躍
⚫︎バリエーション(ウッドデッキ、人工芝、ゴムチップ、化粧砂利)豊富な組み合わせ
10年、20年前に整備した時代には無かった最先端のコンクリートテック。
それが、透水性コンクリート。
今、土間コンは選べる時代なのだ。
最初から生ビールじゃなくてもいいじゃないか。
瓶ビールだってあるはずだ。
唐揚げならハイボールだってありだ。
もし、今、庭や隣地の地下埋設物(配管、浄化槽など)の更新に伴い舗装を更新するのであれば。
もう、何も考えずに、とりあえず、「土間コン」は立ち止まろう。
現代には透水性コンクリートという選択肢がある。
現代、土間コンクリートは選べる時代になっている。
宮本充也