2020/04/18
【神奈川】「おしゃれ物置を建てたいので平らにしたい」「将来的には駐車場にしたい」迅速施工・エクスショップ

神奈川県横浜市。花壇に「おしゃれ物置を建てたいので平らにしたい」「将来的には駐車場にしたい」。夕方雨予報の1日で仮に土間コンだったとしたら路盤工終了が14時30分だったため打設は諦めていた。これぞ、透水性コンクリートの最大の強み「迅速施工」。
製造:東伸コーポレーション、施工:エクスショップ(13m2、100mm、2名、掘削から6時間で終了)。
施工風景の動画
仮に普通の土間コンだったら夕方の雨でアウト
施工Before。
もともと花壇だったスペースにおしゃれ物置を建てたいので当初土間コンクリートの整備を検討するも、
⚫︎水はけ
⚫︎平ら確保
の両立を考えて透水性コンクリートの施工に至る。
また、お施主さんの希望として「将来的には駐車場にしたい」ということだった。
まずは、現地盤のすきとり(掘削)と発生残土の処分から始まる。
路盤(100mm)とコンクリート舗装(100mm)の施工厚を確保するため、現地盤(路床)を200mm下げる。
続いて路盤工に移る。
こうして路盤の厚みを100mm確保できれば事前工は完成。
いよいよ透水性コンクリートの施工に移る。
施工プロセスは至って単純で、
⚫︎敷設
⚫︎均し(写真手前の方が手に持っているトンボや右手の方のプラごてを用いる)
⚫︎転圧(写真奥に見えているプレートコンパクタを使用)
だけで完成。
施工After。
これで完全真っ平ら。
直接おしゃれ物置を置いても水勾配で斜めになったりしない。
また、舗装をきちんとされているため車両が乗り入れることだってできる。
将来的には駐車場にしたいという希望にも叶う。
一連の流れはこちらの動画で詳しく説明されている。
土間コンだったらプラス5時間
昨日(2020/04/17)神奈川地方は夕方から雨予報だった。
路盤工終了が14時30分。
もし、こちらの土間コンを従来の普通の生コンによる土間コンにした場合を以下にシミュレーションしてみたい。
⚫︎ワイヤーメッシュ敷設:1hr
⚫︎敷設均し:0.5hr
⚫︎水引き待ち:1.5hr
⚫︎金鏝仕上げ:1.5hr
少なめに見積もっても最低でも4時間かかる。
終了は18時30分。
降水確率はほぼ100%に近い。
仕上げ終局に大粒の雨に表面が叩かれる。
プロ施工者であれば絶対に土間コンの施工は翌日あるいは別日としているはずだ。
「仮に普通の土間コンだったら夕方の雨でアウト」
一方、透水性コンクリートなら1日に全てが難なく完結してしまう。
「迅速施工」
これが実は透水性コンクリートの最強の性能といっても過言ではない。
(そして、2日かかるものが1日で終わってしまうところがコスト削減のポイントともなっている)。
仕事は早く片付いたほうがいい。
働き方改革。
そして、#stayhome #おうちにいよう
時代の文脈は働き方に変化を迫っている。
だからこそ、従来の土間コンで苦しむのではなく、さっさと終わる土間コンにパラダイムシフトすることも施工者の仕事なんだと思う。
そのことで今回のように喜んでいただける一般・施主の方がいらっしゃるのだ。
思考停止に陥って「とりあえず、土間コン」と提案する前に。
透水性コンクリートに挑戦してみよう。
変化しよう。
宮本充也