2020/04/25
【福岡】「平らであることが要求され、かつ水はけの問題もクリア」バスケットコート・駐車場

福岡県久山町。お庭でバスケットの練習が出来る様にしたいという施主の希望で透水性コンクリートの採用。レンガを型枠がわりにすることで意匠性も向上。
製造:野方菱光様、施工:友翔建設(25m2、4名、2時間、120mm厚、2層施工、庭コン登録施工者)
レンガを型枠にすることで撤去不要で衣装性も向上
施工Before。
空いたスペースに「バスケットコートを」は透水性コンクリート採用理由のテッパンコース。
レンガ(ブロック)を型枠として採用。
レンガを型枠として採用することで木材の加工や施工後の型枠撤去がカットできる。さらに、レンガが「額縁」のようになっておしゃれ(衣装性)も意識した。
施工開始。
写真奥の生コン車はおなじみ地元野方菱光から届いた透水性コンクリート。
施工の友翔さんは以前からのお得意様でその施工は安定そのもの。
⚫︎敷設(一輪車で材料を配る)
⚫︎均し(写真右手の方が持っているトンボで平坦性を確保)
⚫︎転圧(写真奥のプレートコンパクタで締め固めすることで仕上げとなる)
の単純作業の繰り返しだけで作業は進む。
また、友翔さんのように熟練施工者はプレート転圧の際のベニア(4mm)は使わない。
「ベニアはプロにはかえって邪魔」
施工After。
真っ平ら。
土間コンクリートでは普通真っ平らはあり得ない。
水勾配(みずこうばい)といって、排水のための傾斜(2%程度)が必要となるからだ。
この「真っ平ら」が透水性コンクリートの強みとなり、バスケットコートや駐輪場、バイク置き場、車いじりの土間など、
「平らであることが要求され、かつ水はけの問題もクリア」
する唯一の提案として採用される。
真っ平らで水はけの問題もなくレンガの型枠で意匠性向上駐車場にもなる
今回のように型枠は工夫が可能。
レンガや種々のコンクリートブロックだって利用可能だ。
ホームセンターを訪ねればいろんな種類のコンクリートブロックが選べる(出典:https://www.houhou-labo.com/content/339)。
こうしたブロックを型枠に採用することでそれはさながら「額縁」のように透水性コンクリートを絵画のごとく引き立てる。
さらには、通常の型枠では撤去作業が必要になるが、ブロックはそのままで構わないので作業工程が1つ短縮される。
今回の採用理由は「バスケットコートにしたい」というもの。
⚫︎真っ平ら(練習がしやすい)
⚫︎透水性(降雨後すぐに練習できる)
⚫︎ドリブル音が静か(空隙が音を吸収する)
という性能は一生の趣味バスケットボールを引き立たせる。
さらに、コンクリート。
通常のコンクリート同等以上の強度であるため当然車の乗り入れだってできる。
バスケットコートが趣味でなくなったとしても駐車場や駐輪場などその他の用途にも土間コン同様利用可能。
表面に滞水しないため、カビやコケだって生えづらい。
もちろん、雑草・草むしりからは永久に解放される。
今回は福岡。
施工実績(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/case/)を眺めて貰えば実に日本全国どんな地域でも施工されていることがわかる。
国外だって、大丈夫。
そこに、生コン工場があれば、あらゆる地域でお届け可能。
そして、生コン工場とはそこに人類の営みがあれば必ずある。
つまり、透水性コンクリートはどこにだって届く。
日々少しずつ大地は再生されていく。
宮本充也