2020/04/25
「透水性コンクリートってどうやって買ったらいいの?」(施工者編)

「問い合わせ先が分からなくて諦めたことがあります」。見学会で出会う施工者やエクステリア関係者からよく寄せられる言葉。意外とまだまだ浸透していない透水性コンクリートの購入方法。「透水性コンクリートってどうやって買ったらいいの?」。よくある質問。
透水性コンクリート購入方法
毎日開催されているZOOMセミナーや施工見学会で寄せられるよくある質問。
「透水性コンクリートってどうやって買ったらいいの?」
諦めないで!普段仕入れているその会社から買える透水性コンクリート
「生コンポータルさんからしか買えないの?」
尤もな疑問だが、実は生コンポータルは透水性コンクリートの販売店ではない。
結論から申し上げると、透水性コンクリートは普段仕入れている先から買える。
ただし、「その普段仕入れている先が怠慢でない限り」というのが条件となる。
透水性コンクリートと言っても単なる生コンだ。
生コンは水の次に流通する材料と言われている。
建設に身を置く人なら避けては通れない基本資材。
エクステリアや土間コンに携わる方なら常時生コンを利用しているはずだ。
そして、その仕入先である生コン工場なら「やる気さえあれば」100%透水性コンクリートを製造・出荷できる。
「製造方法がわからない」
「どうやって製造したらいいの?」
そんな質問が生コン工場から寄せられたらその時は生コンポータルの出番だ。
ご紹介いただければ直接その生コン工場と掛け合って製造・出荷のプロセス全てをお伝えする。
その後なら普段生コンを注文するように普通に注文ができて透水性コンクリートは現場に届く。
支払いだってその工場に直接支払えばいい。
新たに口座開設などのような面倒な手続きは要らない。
「でも、うちは普段商社さんを通してるんだよね」
そんな場合でもOK。
その商社さんの了解をとって生コン工場に透水性コンクリートの製造を依頼してみよう。
生コン工場の了解さえ取れれば後は先述のフローで透水性コンクリートはお手元に届く。
支払いは普段通り商社さんに支払えばOK。
「特定の取引先がないんだけど・・・」
普段生コンはあまり触らないけど、お施主さんの希望で透水性コンクリートを施工することになった。
もちろん、そんなケースでも透水性コンクリートの入手は簡単。
生コンポータルが現場最寄の生コン工場を紹介することもできるし、透水性コンクリートを手配することだってできる。
その際の決済手段はいろいろ選べる。
⚫︎参考記事: 「どのように支払えばいいの?」決済手段の多様化について
信用取引(口座取引)には一定条件が必要になるけれど、カード決済や最近話題のPayPay、あるいは銀行振り込みなど多様な決済手段が選べるようになっている。
だから、特定の取引先がなくとも生コンポータルに相談すれば透水性コンクリートは届く。
施工者にとって生コンは身近であるはず。
「仕入れられないので施工できません」
なんて言っていたらネットの時代すぐにバレます(笑)。
生コンがそうであるように、いや、それ以上に、透水性コンクリートはもっと身近な存在。
なにせ、DIYで一般の方からも購入依頼があるほどなのだから。
素人でも施工する生コン「透水性コンクリート」を施工できませんと言っている施工者はいないはずだ(実際はいるけど)。
「新しい材料はめんどくさいし責任も取りたくないので施工しません」と懺悔するほかないのだ(笑)。
決済手段も多様化し、普段取引している仕入先からも買えるようになってきた透水性コンクリート。
次回は、「透水性コンクリートってどうやって買ったらいいの?」(施主編)をお届けする予定だ。
数年以内に土間コンクリートの常識は変わる。
透水性コンクリートが土間コンの標準となる。
土間コンは「選べる」時代に突入する。
宮本充也