2020/05/27
【静岡】「蜘蛛や虫が死ぬほど嫌い」「雑草やぬかるみは許せない」

生コンポータルのイタリア人職員アルベルト・フェラーリの新居に透水性コンクリートが施工された。奥様「蜘蛛が死ぬほど嫌いです。草とか虫が寄り付きそうな物大嫌いなんです。できれば庭を全部コンクリートで埋めてしまいたい」。自然と調和しながらもそんな願いを叶える舗装材。
製造:長岡生コンクリート、施工:生コンポータル直営(100m2、100mm厚、6名、6時間)。
蜘蛛や虫が死ぬほど嫌い
施工Before。
ぐるり外構舗装をコンクリートで全て覆ってしまいたい級の虫嫌いの奥様の旦那さんは生コン工場に勤めているから好都合。
施工開始。
生コンポータル直営の施工。
雨が降るとぬかるみになっていた手付かずの庭は隣地とコンクリート擁壁が遮り、住宅に至るまで虫が歩いていることを目視できるよう、万が一歩いていたら殺虫剤で退治すべく、コンクリートで埋めている。
ぺんぺん草の1本も生えないことだろう。
敷設、均しに続いて、転圧(締め固め)で仕上げとなる。
施工After1
施工After2
施工After3
住宅周囲を完全にコンクリートで結界を作り虫を寄せ付けない住宅
こうして奥さんの希望は叶えられた。
コンクリートを隔てた土の部分は畑(旦那さんの唯一の希望)となる予定。
ただし、コンクリート舗装上は常に虫除けのスプレーや薬剤が散布される予定だ。
何せ奥さんは「蜘蛛」という文字を見るだけで鳥肌が立つほどの虫嫌い。
ムカデなど想像できない。
ましてやゲジゲジなどもってのほかだ。
そんなフェラーリ邸は非常に長閑な自然の中にある。
もちろん、2人とも自然を愛している。
ただ、それとこれとは違うのだ。
絶対に虫は無理なのだ。
草なんか生えてたら許せないのだ。
自然を支配しようなんて傲慢なことは考えてはいない。
ただ、自分の暮らす場所だけに関しては完璧支配下に置くという決意がにじみ出ている。
だが透水性コンクリートはそんな希望を叶える一方雨水はしっかりと敷地内で地面に浸透し地下水系や根系(もはや草花や樹木すら敷地内にはないけれど)に水を届け自然に還元される。
ぺんぺん草も生えない。
あり一匹とて通さない。
そんなフェラーリ邸は、それでも自然と調和する素敵なお庭になったとさ。
宮本充也