2020/06/02
【岡山】「千光寺境内(犬走り)の雑草対策に採用」ヒカリコンクリート・コトウラ技建

岡山県、千光寺境内(犬走り)の雑草対策に採用。「材料が軽くて運搬しやすい」「仕上げが転圧のみなので楽チン」「トップコートで濡色のような濃いグレーが発売される予定はない?」。今後新色の追加などリクエストが寄せられる。やる気満々の施工者さん。
製造:ヒカリコンクリート、施工:コトウラ技建(20m2、100mm厚、4名、約1時間半)。
「材料が軽くて運搬しやすい」「仕上げが転圧のみ」
施工Before(路盤施工済み)。
犬走りはメンテナンスが行き届きづらいばかりでなく、土間コンクリートで舗装しようにも狭くて大変なのは施工者にとっての常識。
そのままにしておくと雑草が生え出すしぬかるむし、土間コンしてあってもコケ・カビの生育や水はけ、衛生問題など悩みが多い。
「施工性」「雑草」「水はけ」「コケ」「カビ」などの問題を一発解消の透水性コンクーとが由緒ある寺院千光寺にて採用。
千の光の寺。
ドライテックの製造元地元岡山のヒカリコンクリートとしてはとても縁起の良い納品事例となる。
749年建立のとても由緒あるお寺での採用は同地での普及に弾みがつく。
狭いスペースでの施工の様子。
「材料が軽くて運搬しやすい」との声。
それもそのはず、透水性コンクリートは空隙(くうげき)分通常の生コンよりも軽い(密度2.35に対して透水性コンクリートは2.0を下回る)。
「仕上げが転圧のみなので楽チン」
通常の土間コンであれば均し作業の後繰り返し金鏝による仕上げが待っている。
普通の場所ならまだしもこんな狭いところでせっせと仕上げるのは骨も折れるし時間もかかる。
仕上げの様子。
30kgタイプのプレートコンパクタで転圧・締め固めするだけで仕上げとなる。
見ての通り普通のスニーカーで仕上げ面を歩いている。
土間コンクリートではとてもこうはいかない。
これが通常の土間コンだったら「猫が乗っても足跡つく」くらいだ。
施工After。
4名でたった1時間半の作業。
土間コンなら1日がかりの仕事になっていたはずだ。
「千光寺境内(犬走り)の雑草対策に採用」ヒカリコンクリート
今回採用された場所「犬走り」は施主だけでなく施工者をも悩ませる。
なるべく敷地いっぱいに建物面積を確保したいというのが人情だ。
そのため常に犬走はそのしわ寄せにあい、面積は勢い狭くなっていく。
そんな狭いところは一輪車で生コンを搬入するにも、作業員が中で作業するにも、何もかも大変なのだ。
作業は捗らないため、時間もかかる。
犬走りで20m2とはさすが由緒正しい千光寺。
こんな大規模な犬走は通常の住宅外構では考えられないが、かと言って広いわけではない。
狭い空間が延々と長く続いている。
だから、その作業の手間はそれだけ深刻になる。
通常の生コンであれば発狂するくらいの面倒くささとなる。
「材料が軽くて運搬しやすい」
「仕上げが転圧のみなので楽チン」
「トップコートで濡色のような濃いグレーが発売される予定はない?」
施工者のコトウラ技建はノリノリのようだ。
とても犬走りの土間コンの悲壮感が感じられない。
この一事を持ってしても透水性コンクリートのその性能がうかがわれる。
白石建設とともに以前から同地岡山市で透水性コンクリートの普及に尽力してきたヒカリコンクリート。
このところ採用事例も徐々に増え、今回の施工となった。
「千のヒカリのお寺にヒカリコンクリート」
なんと縁起がいい。
同社とともに今後の岡山での普及拡大が楽しみだ。
宮本充也