2020/06/06
【兵庫】「直置きしても錆びない。ブロックがないので入り口が上がらない。水勾配がないので真っ平ら」コンテナ下地

兵庫県赤穂市。コンテナの基礎コンクリート(コンテナ下地)に採用。「直接置くと錆びてしまう」「ブロックで基礎を作ると入り口が上がってしまう」「水勾配が不要なので平らに出来る」という理由で、「直置きができる」透水性コンクリートが採用された。確かに物置も同じ事だ。
製造:赤穂生コン、施工:アイユー(18m2、100mm厚、3名、1時間、庭コン)。
施工動画
コンテナ直置き。錆びない。入り口が上がらない。平らにできる。
施工開始。
コンテナ(物置のでっかい版)を設置するために下地コンクリート(土間コン)として透水性コンクリートを採用。
通常の土間コンの場合、水はけの為の傾斜(水勾配)を取るため直置き(ぢかおき)をすればその傾斜に沿って斜めになってしまう。
さらに直置きすれば長年の供用でコンテナが錆びてしまう。
こうした問題を解消するために通常はブロックを用いて高さ調整をし直置きを避ける。
今度はそうなるとブロック分高さができてしまうため「入り口が上がってしまう」。
もちろん隙間(すきま)があるということはそこにボールなり何かが挟まってしまう懸念も生じる。
こうしたあらゆる懸念を一発解消できるということで透水性コンクリートの採用が決まった。
施工の手順は、「敷設(ふせつ)」「均し」「転圧」で完了。
薄ベニア(4mm)の上をプレートで転圧しているのはプレートマークと言って凹凸(不陸、段差)が発生しないように配慮したもの。
今回初めての施工ということもあり、施工人員3名で1時間かけて入念に施工する。
平坦性をきちんと確保することでコンテナがきちんと平らに収まるように配慮。
施工After。
水勾配がなく、まっ平ら。
コンテナを直置きしても錆びない。
入り口が上がらない。
確かに、物置も同じことだ。
通常コンテナを設置する時には写真のように高さ調整用の基礎ブロックが施工される。
(出典:https://www.taisei-cy.com/installation.html)。
このようにしなければ水勾配に沿ってコンテナは斜めってしまう。
直置きすれば排水しない地面のせいでコンテナは錆びてしまうことにもなる。
ブロックのせいでコンテナの入り口には段差が生じる。
隙間にボールや小さなものが挟み込まれる懸念も生じる。
衛生面も少し問題のように考えられる。
「確かに、物置も同じことだ。」
このコメントは担当者まさつぐによるものだ。
直置きできることがアドバンテージの透水性コンクリート。
先週行われたDIY動画の撮影準備でこともあろうにまさつぐはブロックを設置しようとしていた。
すかさずエクスショップの加島社長から鋭いツッコミが入りブロックの採用は見送られた。
⚫︎参考記事:「組み立てよりも大切なことを知っておいて欲しい。基礎の土間コンクリートだ。」物置の【DIY】
透水性コンクリートの基礎コンクリートなら水勾配がないため高さ調整用の基礎ブロックは要らない。
したがって隙間もなければ段差もない。
真っ平ら。
自分で売っておきながら透水性コンクリートの上にブロックを置こうとするそのセンスの無さ。
こともあろうに、今回の現場報告では「確かに、物置も同じことだ」という報告を今更ながら臆面もなく披露する。
自分で売っておきながら透水性コンクリートのアドバンテージを全く理解していないのだ。
センス0のまさつぐでも売れる透水性コンクリート。
商品力の凄まじさを実感する一幕だった。
「直置きしても錆びない。ブロックがないので入り口が上がらない。水勾配がないので真っ平ら」
コンテナ、物置の設置の常識が今透水性コンクリートと共に変化しようとしている。
宮本充也