2020/06/20
【静岡】「真っ平ら、草は生えてこない、排水も心配ない、変性しない」スーパー土間コン・南天園・向陽生コン

静岡県菊川市。「是非ドライテックで施工して欲しい」。施主から寄せられた希望に南天園が応えた。「平坦にしたい」「排水がない」「水たまりができない」が採用理由。10t車からタイヤショベルで小運搬することで打継ぎなく施工した。
製造:堀内土木 向陽生コンクリート工場(担当:代表取締役常務 堀内研矢)、施工:南天園(担当:代表取締役 橋本健治、庭コン登録、61m2、100mm厚、庭コン)
「平坦にしたい」「排水がない」「水たまりができない」
施工Before。
見ての通り排水設備(側溝やマス)は無い。
水勾配(排水のための傾斜)も必要ないため、真っ平らで施工する。
それでも、水たまりは起きない。
それを叶えるのがスーパー土間コン「透水性コンクリート」。
施工Before。
別の角度から。
打設状況。
敷地に大型車が入らないため当初小型を検討していたが、小型の台数には限りがあり途中で打設が途切れる(施工ジョイントができてしまう)ことを懸念してタイヤショベルでの運搬とした。
施工After1。
真っ平ら、草は生えてこない、排水も心配ない、コンクリートなので変性しないから永久の性能。
これが、透水性コンクリートのスーパー土間コンたる所以だ。
排水を考えなくていい、ワイヤーメッシュもいらない、作業もあっという間に終わってしまう。
これが、土間コンに比べて得られるメリット。
時に排水は数十万単位となることもある。
そのため、土間コンよりも低予算で済むことが多いのもドライテックの強み。
ますます身近になるスーパー土間コンはそのうち「スーパー」が取れるかも?
そもそも100年前にはほとんどの大地は舗装されていなかった。
今、特に都市部で生活する人は裸の地面を見ることはないのではないか。
地球環境に配慮した場合、舗装は悪だ。
舗装があることによって、大地は蓋される。
降雨は大地(地下水系、根系)に還元されることなく、大量に山河を削って得られた天然資源で作られたコンクリートの排水設備を伝って河川、そして海洋へと投棄される。
貴重な水資源は無残にも捨てられてしまっている。
それが、現代だ。
人々は大地を支配する対象として思いあがってしまった。
それが、この100年だ。
かと言って、今更原始人のような不便な暮らしに戻るわけにはいかない。
有限な星の上で無限の拡大再生産を続けることができると信じている人はいないはずだ。
拡大再生産。
その最たる産業、コンクリート。
そのコンクリートのパラダイムシフト。
大地を削らない、汚さない、蓋しないコンクリート。
透水性コンクリート舗装は大地を蓋しない、排水設備も必要としない、それでいて草は生えてこない、ぬかるまない。
環境と便利さの統合。
今はまだ「スーパー」土間コン。
僕たちの使命は、この「スーパー」という接頭語を外すこと。
透水性コンクリートを地面、舗装の当たり前にすること。
宮本充也