2020/06/26
【千葉】「仕事をしているフリをしているだけのハウスメーカーで採用」水勾配・排水・雨天

千葉県船橋市。周囲がアスファルト舗装であり水たまりが懸念される箇所を透水性コンクリートで舗装。今回も施主よりインターネットを見つけて希望された。水勾配が取れない。排水がない。採用のテッパン理由。この日夕方から雨予報だったため、午後1時から4時終わりで施工は計画され、終わり直前頃に予報通り雨が降り出したのでブルーシートで雨対策を施す。
製造:小林建材(担当:小林繁正)、施工:匿名(90m2、100mm厚、10名、3時間)。
施工動画
水勾配が取れない。排水がない。周囲はアスファルト
施工 Before。
周囲はアスファルトで舗装されていた(ブルーシートで養生されていて見えない)。
奥まった敷地でもありまた排水もない。
水たまりが懸念されたため透水性コンクリートの存在を施主がインターネットで見つけてハウスメーカー(匿名)に希望を寄せた。
僕たち生コンポータルはハウスメーカーに対して営業を怠っていたわけじゃない。
大手と名乗る全てのハウスメーカーらに透水性コンクリートの価値を伝えて来た。
そして気づいたことがある。
彼らは市場と顧客じゃない。
会社が大きいだけでいばり散らしているような人もいたが結果彼らは偉そうに評価してはいたものの採用はしなかった。
数年経ちインターネットでの情報発信に舵を切りハウスメーカーへの営業活動はほとんどやめてしまった。
すると、どうだ。
市場と顧客が暖まり、今回のように施主が主体的に希望するようになった。
偉そうに営業相手にふんぞり返っていたハウスメーカーも施主には逆らえない。
こうして透水性コンクリートは採用されるようになる。
大手ハウスメーカーと名前は威勢が良いがやってることはポンコツ丸出しである。
引き続きそんなハウスメーカーや大手と名がつく威張り散らした皆さんは相手をしないようにしたい。
限りある人生の時間が無駄になるからだ。
施工開始。
数カ所に区分けされている部分ごとに施工していく。
今回90m2と規模の大きな舗装となったが、一つ一つの面積は15〜30m2と駐車場1〜2台分程度。
面積が大きくとも、連続施工にならないためそれほど消耗もしない。
また、透水性コンクリートならではの性能として止枠を仕上げ直後に撤去できるというのがある。
このことで施工ジョイントを目地(突き合わせ目地)にできるため、施工の中断を計画的に行うこともできる。
そのため、どんなに面積が大きくとも途中で休憩を挟むことができる。
これらは施工上のアドバンテージとなる。
施工After。
夕方から雨予報だというのに昼1時から90m2を施工。
通常の土間コンクリートであれば施工を敢行する人はいないはずだ。
スーパー土間コンと名乗る透水性コンクリートの真骨頂はこの施工性にある。
特に今のような梅雨時期には多くの施工者に喜びを届けている。
コロナでその存在意義が大きく揺るぎ始める大手ハウスメーカーのスタッフ部門の方々。
額に汗することなく空調のきいたオフィスで会議を重ねている方々。
本当の価値も見出せず業者相手にふんぞりかえったり分かったような評価を下したりしがらんだり接待を受けたり、「仕事しているフリをしている」方々。
そんな方々を尻目に、透水性コンクリートは市場と顧客の評価をいよいよ得初めてきた。
顧客、つまり舗装を必要としている人やそれを実際に施工する人、製造する人。
こうしたラストワンマイルにいる人たちにとってハウスメーカーの価値を生み出していない人たちは必要ない。
インターネットと企業間連携は今たくましく新たな市場を生み出そうとしている。
スタッフ部門の方々もコロナでいよいよ新しい役割を生み出す時が来たようだ。
現場ラストワンマイルで価値を生み出している人たちに指図する時代は終わり、今度はラストワンマイルをサポートする役割が付される。
きちんとサポートできないようであればその仕事は消滅してしまうだろう。
15年間あらゆる営業活動をしてきて「この人何してんだろ?仕事してないじゃん」と感じていたことが今まさに事実として立ち現れようとしている。
今の時代ハウスメーカーの多くは顧客にとって価値を伝える機関というより「余計なコスト」「価値あるものを伝えられないお荷物」、そんなふうになっているようだ。
もちろん、中には素晴らしい人たちもいるのだが、埋もれてしまっているのが気の毒だ。
宮本充也