2020/06/27
【京都】《衝撃映像》「余った透水性コンクリートでブロック作ってみました」吉岡商店

京丹後の吉岡商店でも透水性コンクリートは元気に出荷中。遊び心満載の吉岡広光さんからLINEが届く。「ドライテックの残コンをブロックにして処理しました」。その映像に度肝を抜かされる。施工実績とともにご紹介。
余った透水性コンクリートで作ったブロックの透水映像
不意に届いた吉岡さんからの透水性コンクリート施工実績の共有。
「ドライテックの残コンをブロックにして処理しました」
まるで硬いスポンジのようにぐんぐんホースの水を飲み込んでいるシュールな映像。
これって、護岸ブロックや人工的な漁礁としていけるんじゃないだろうか?
水生植物や生物と調和するコンクリート。
そんな夢みたいなことをチラッと彷彿とさせる残コン(現場で余って通常は廃棄されてしまう生コンの余剰分)で作ったブロック。
先ほどのブロックはこちらの現場で余ったもの。
折りよく雨が降っていて、側溝の蓋には雨水が滞水しているのがわかるが、透水性コンクリートはまるで雨が降っていないかのよう。
玄関前アプローチ兼駐車場として施工されたようだ。
全国各地で同時進行するあらゆる実験は透水性コンクリートを新たなステージに押し上げる
透水性コンクリート「ドライテック」は特定の形をとっているわけではない。
生コン工場は全国に3200と言われている。
そのうちの348工場はすでに透水性コンクリート「ドライテック」の製造を経験した。
そして、その348工場はそれぞれの地域でそれぞれの環境に応じてそれぞれの透水性コンクリート「ドライテック」を作っている。
それはその土地でしか得られない骨材であったり、その土地の建設の習慣に影響を受けた施工方法だったり。
特定の形を押し付けられてそれに従うようなものづくりではない。
それぞれの地域のそれぞれのラストワンマイルがそれぞれの主体性を発揮して日々進化している。
吉岡さんが思いついたことはその場で誰かに指図されることなく実験される。
形になる。
新しいアイディアが生まれる。
そしてそれがインターネットと企業間連携ですぐさま共有される。
今日もこれと同じことが日本のどこかで行われている。
誰かの指示を待つのではない。
自分が面白いと思ったらそれが動機。
そして、それに共感する人はすぐにそれぞれの地域でそれを真似る。
また新しい進化が始まる。
透水性コンクリート「ドライテック」はそんな生コンラストワンマイルたちに支えられ日々進化をし続けている。
特定の固定された姿を取っているのではない。
それぞれの文脈でそれぞれの形をとっている。
「ドライテック」
という共通ブランドを全国の生コン工場が作っている。
だから、一般流通にも鼓舞されて今ようやく舗装の標準の地位を得ようとしている。
誰かの思い上がりではない。
生コンラストワンマイルの集合知が作り出した最適解。
それが、透水性コンクリート「ドライテック」。
宮本充也