2020/07/03
【岡山】「《白石建設に学ぶ!》福利厚生と販売促進、暴露試験を同時に兼ねる透水性コンクリート」

岡山県の白石建設(生コン製造・販売)を訪ねるとまたもや新しい光景に出くわした。「夏場外で働く従業員の皆さんに涼を届け同時に訪ねる施工者への販売促進、暴露試験も同時に兼ねる透水性コンクリート」。これぞ一石三鳥の白石建設のやり方。
従業員にも顧客にもWIN
「おや?事務所前に屋根がかかってるぞ」
近づいてみるとそこは外仕事をされている人たちのために設けられた日除スペース。
熱中症対策もバッチリ(コロナも)。
さらに、
地面は薄く(3cmくらいか)透水性コンクリートが設置されていて打ち水をするとぐんぐん水を吸い込む。
こちらが動画。
高圧の水であるにもかかわらずひと時も滞水を許さず瞬時に吸い込まれていく。
透水性コンクリートには20%程度の空隙(すきま)があり、コンクリートそのものも水を少しずつ吸収する性質があるため気化熱で環境温度は下がる(ヒートアイランドひいてはゲリラ豪雨対策)。
涼を取る、販促サンプル展示、暴露実験の一石三鳥「白石建設WAY」
日除や霧、そして透水性コンクリートで従業員の皆さんの福利厚生が第一。
ただ、そこに設置されてある透水性コンクリートは白石建設を訪ねる人たち(およそ施工者)たちの目を引く。
「これ、なんだ?」
「水通してんじゃん」
「へー、透水性コンクリートっていうんだ」
販売促進に繋がる。
そして、今回の施工厚は3cm。
通常10cmを標準としている。
3cmだと明らかに薄すぎる。
でも、「明らかに薄すぎる」とはいえ、やったことないし、実際どうなるかなんて僕もわからない。
今後訪問するたびに透水性コンクリートがどう変化していくのかを知ることができる、暴露実験。
なんと、さらっと3つの機能を果たしていることに気づきなんと合理的なんだろうと驚いた。
白石建設は僕が最も尊敬する生コン工場の1つ。
訪問するたびに新たな発見がある。
だから、ついつい、西方面に用事があると、訪ねてしまう。
そんな白石建設はLINEの公式アカウントで毎日ブログを更新している。
生コン工場の方であればきっと参考になるいろんな情報が満載だ。
圧倒されたのは今準備をしている地域通貨・仮想通貨で顧客や従業員へのサービスを強化する方針。
気になる方がいらしたらぜひ白石建設のHPやLINEをチェックしよう。
こんな生コン工場がもっともっと増えれば建設や生コンはもっと良くなる。
宮本充也